韓国〝お母さん部隊〟が訴え

「福島の政治利用に反対!」
日付: 2023年07月25日 12時49分

 19日、大韓民国自由民主主義守護在日協会の「お母さん部隊」(朱玉順代表)が来日し、国会と首相官邸前で韓日の友好促進を呼びかける活動を行った。当日は酷暑であったが、一日を通じて30人以上が活動の輪に加わった。
横断幕に「従北主思派は日本に来て政治扇動するな!」と掲げられている通り、韓国の最大野党「共に民主党」の国会議員らが10日に来日し、福島処理水の海洋放出に反対する一連の抗議活動を行ったことを疑問視し、糾弾するための呼びかけであった。
4日に発表された国際原子力機関(IAEA)の最終報告書で「福島原発処理水の海洋放出は国際安全基準に合致する」と結論づけられた以降の活動であった「共に民主党」議員の来日抗議騒動に我慢がならず、今回の来日を決めたという。
「お母さん部隊」がとくに強調したのは、IAEAの報告書を否定する勢力は韓国国内の一部に過ぎず、特定の政治活動家やメディアが個人あるいは所属する団体の政治理念的目的を達成するために、福島関連のデマを利用しているだけだとする。
また、2011年の東日本大震災による原発事故以来、12年間にわたり大きな問題なく処理水の保管や浄化作業にあたってきた安全重視の政策(対策)は、十分に国際社会から信頼を得ており、高く評価すべきものだと語った。
午後の部では、震災以前から現在も福島で暮らしているという徐美姫さんが「お母さん部隊」に合流した。
「韓国で生まれ、日本に来てから30年経った。福島で震災後も5人の子どもを育ててきた。どうして国会議員が、デモをするためにわざわざ韓国からのこのこやってきたのか。福島を利用する左翼政治家は反省しろ!」と、涙まじりに首相官邸前で訴えた(同じ場所で「共に民主党」議員の抗議活動は行われた)。
当日の「お母さん部隊」による抗議活動は、日本側の「自由と人権を守る日米韓協議会」などが終日サポートした。

マイクを握る徐さんが韓国左翼政治家を非難


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