米国、クラスター砲弾を提供

バイデン大統領が禁じ手
日付: 2023年07月11日 12時17分

 バイデン米大統領が7日、ウクライナにクラスター砲弾を提供すると述べた。反人道的武器として禁止されたクラスター砲弾支援に、NATO加入国10カ国が反対を表明した。民間人の被害とウクライナの農業に致命的な害を与えると指摘されている。
バイデン大統領は、民間地域に集束弾を使用しないようにすると言った。言語道断だ。戦争が終われば民間人が使用する地域となる。キーウ側は、2014年からドンバス地域のロシア系住民たちを攻撃する際、すでに彼らが保有していたクラスター砲弾で攻撃、1万4000人余りを虐殺した。ゼレンスキーは今も米国が与えた「ハイマース」やイギリスの「ストームシャドウ」までドンバスの民間人攻撃に使っている。ゼレンスキーが、民間人に使うことを知りながらも提供している。「ストームシャドウ」の不発弾はロシアの手中に入った。
米国は、戦争から引き上げるとき、戦場を荒廃させた例がある。インドシナ戦争もそうだった。大量の地雷を散布した。これは人道犯罪で、環境へのテロだ。カンボジアの首相もすぐ批判に出た。50年前に米軍が撒いた地雷などで今も被害を受けていると非難した。
バイデンはなぜここまで無謀なことをするのか。まさか、バイデン一家がウクライナのエネルギー企業・ブリスマから巨額の賄賂を貰ったことで、ゼレンスキーに脅迫されているのかという疑惑も出るほどだ。同盟国のリーダーシップの故障も安保危機といえる。


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