新解釈日本書記「続」応神 幻の大和朝廷 第6回

日付: 2023年07月04日 11時06分

 その百済系大和王朝は、新羅系山陰王朝の系譜や伝承を取り込み、新羅系山陰王朝を抹殺したと考えられるのだが、その詳細は、アマゾン電子書籍ハンデウン著『小説日本書紀3黄泉の国 イザナミは烏丸系朴赫居世(新羅始祖)の一族』に述べているので参照願いたい。ちなみに、目次を紹介すると次の通り。
「日本海側沿岸に展開された新羅系王朝」「高霊大伽耶の主体は烏丸系勢力」「未開の倭地にイザナギとイザナミが降臨」「イザナギとイザナミは天神信仰のシャーマン」「天の御柱は檀君神話の神壇樹」「イザナギとイザナミは丹後天女伝説のワナサ老夫婦」「イザナギとイザナミ伝承は丹後に色濃く」「701年の丹後大地震で冠島周辺が大陥没」「ヨーロッパ中世の天動説よりひどい本居宣長説」「イザナミの葬地という比婆山はいずこに」「イザナミの子カグツチは銅の神様」「神魂(かもす)は解慕漱(ヘモス・カモス・ケモス)のこと」「イザナギとイザナミは最後に憎み合った」「イザナミ伝承地は韓地↓出雲↓紀伊と移動?」「神魂(かもす)=伊能知比売=イザナミ」「有馬の語源は韓語のアリムダッタ(美しい)」「海中をかき混ぜた天沼矛は天日槍(天之日矛)」「イザナミは出雲でアマホヒ(天穂日)を養育?」「阿波吉野川流域にイザナミを祀る神社」「イザナギとイザナミが生んだワタツミ(綿津見=安曇連等の祖)」「海神神話は綿津見系、住吉系、宗像系に大別」「新羅系アマノヒボコ王朝から百済系アマテラス王朝へ」「対馬にはいろいろなウツロ舟伝説」「イザナミの体の陣取ったイカヅチ(雷)とは」「ミチヌシ(丹波道主命)はイザナミの子孫」「流された蛭子=日子=太陽神はニギハヤヒ(饒速日)」「民間伝承を適当に取り込んだ記紀説話」「丹後の神トヨウケ(豊受大神)=ミナカヌシ(天御中主神)が始原」「イザナミとアマテラスは関係のない存在」

イザナギ・イザナミは伊西国から京都は丹後に降臨


イザナギとイザナミは、伊西国から京都府は丹後半島に渡来した伊西の男と女で、2人は別々に国を出たのだが、天橋立の籠神社の鎮座地あたりで再会したと思われる。そして、一緒に仲良く、国生み、神生みをしたのだが、最終的に、2人の関係は破局に終わってしまった。『日本書紀』は、黄泉の国へ旅立ったイザナミは、夫のイザナギが会いに来るのが遅いと怨んだのだが、それは、イザナミがイザナミを見捨てたことを意味すると考えられる。


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