ソウルで進学塾増加

カフェ・コンビニを上回る
日付: 2023年06月27日 10時33分

 ソウル25区内の進学塾の総数は先月の換算で2万4284軒に上るという。店舗間の出店距離が制限されているコンビニ(8597店)の約3倍多く、カフェの出店数(1万7026個)も大きく上回るほどだ。
昨年25兆ウォンを突破した私教育費の大部分は進学塾に集まる。統計庁の「2022私教育費調査」によると、全ての私教育費(25兆9538億ウォン)のうち、進学塾の受講費が占めた金額は18兆8028億ウォン(72・4%)に達する。全国の小・中・高校生545万人余りのうち、ソウルの学生(80万6340人)は14・8%だが、受講費の支出では22・2%を占める。参加率も全国でソウル(84・3%)が最も高い。
中央日報紙の調査によると、2019~23年のソウルの小・中・高校生数は6万人余り減ったが、進学塾の総数は18軒の減少にとどまった。数が増えた区域では97軒の増加だったが、減少した区域も147軒と多い。それだけ既存の私塾と、新たに作られた進学塾が密集し競合している状況ということだ。
進学塾の学生獲得が過熱したソウルの受験競争社会は、青少年のストレス面に深刻な影を落としている。


閉じる