都内で韓国書堂文化体験

礼儀や書道など学ぶ
日付: 2023年06月20日 13時02分

 都内の駐日韓国文化院で17日、「韓国書堂文化体験~訪ねていく礼儀書堂」のイベントが、韓国伝統書堂文化振興院の主催で開催された。
コロナ前の2019年以降開催されてこなかったオリニ講座のように、子どもも参加できる教室として企画されたのが今回の書堂体験である。45人の枠に対し、138人の応募があったという。
文化院が韓国の伝統的な教育機関である「書堂」(高句麗時代から1600年以上の歴史がある)をテーマにした企画は、今回が初めて。江戸時代の寺子屋のように読み書きを教えるだけでなく、書堂教育では「人らしき人になること」、智育・徳育・体育を兼ね教えたという。
「礼儀教育」「書道体験」「書冊体験」の三つの体験教室(各30分コース)を15人1組で三つの組に分かれ、時間差で体験していくという企画だ。野外に常設された「投壺(トゥホ)」遊びは空き時間に楽しむことができる。
来場者は、小学生から大学生までの学生やその保護者、教育の当事者であるさまざまな世代が集まった。「訓長」先生の話に熱心に耳を傾け、三つの体験教室を積極的に受講している姿は印象的だった。
文化院の閔炳・韓国語事業チーム長は、「文化院としても、子どもと青少年の(次世代)交流という面により力を入れていきたい」と話した。

「投壺」を楽しむ子どもたち


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