上向く韓国株式市場

本国投資協会の経営セミナー
日付: 2023年06月20日 12時42分

 最近、徐々に上昇し始めた韓国株式市場が、今年下半期にはさらに上向く見込みであるとの分析が示された。これは、在日韓国人本国投資協会(金和男会長)が15日、ソウルで開いた株式市場展望経営セミナーで発表された。
パネリストとして登壇した新韓金融投資の徐章源チーム長は「下半期はチャンスとリスクが混在している。4月からKOSPIが反騰し始め、その流れは今も続いている。今後は第3四半期の実績が重要な分岐点になるだろう」と述べた。第3四半期の実績を元に、企業の業績が上々であればその時を投資の基点にしても良いという意見だ。
徐チーム長は、韓国における有望な業種としてIT関連、半導体、ヘルスケア、エンターテインメント・レジャー産業を挙げた。素材・部品・機械関連企業の中では、独自の技術を有していたり国産化のスピードが加速している企業を薦めた。
また、バイオヘルス関連も有望であると展望した。世界的にみても韓国のバイオ関連企業は成長が著しい。さらには高齢化のスピードが加速している韓国社会において、バイオヘルスに対する需要は堅調な伸びを見せているからだ。この日のセミナーには、投資協会会員企業の代表らおよそ20人が参加した。
(ソウル=李民晧)

15日、ソウル中区のロイヤルホテルで開かれた本国投資協会経営セミナー


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