韓日関係「良い」大幅増

共同世論調査 国民意識の変化如実に
日付: 2023年06月20日 12時23分

 韓日両国で実施された共同世論調査で、現在の韓日関係が「良い」と回答した人が大幅に増加した。読売新聞社と韓国日報社の共同世論調査によると、日本で45%、韓国で43%が韓日関係を「良い」と答えた。2022年の前回調査ではいずれも17%にとどまり、今回は日本で28ポイント、韓国で26ポイント上昇した。
日本で「良い」が40%を超えたのは12年ぶり。韓国では1995年と並んで過去最高となった。
3月の韓日首脳会談以降、急速に進む政府レベルでの関係改善の動きが、両国民の意識の変化として表れているとみられる。
調査結果について、韓国大統領室高官は「外交を国内政治に利用しない」と前置きしたうえで、「関係正常化を通じた国益と国民の利益の増大を目標にしている」とコメントした。
同高官は「外交の正常化が両国民の好感度増、相互交流の活発化、友好増進につながることを期待する」と前向きに捉えている。
一方で、歴史問題にとらわれずに日本との関係改善を進める尹錫悦大統領の姿勢を「評価する」としたのは日本で85%であるのに対し、韓国では50%にとどまっている。


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