ＩＴ企業社長ユ・ミンホの不倫相手、キム・セヒが密室のホテルで殺された。事件の第一容疑者となったミンホは潔白を主張し、１００％無罪を勝ち取る敏腕弁護士ヤン・シネを雇い事件の真相を探り出す―。
そこで以前に起きた一つの交通事故がセヒの殺人に関係しているかもしれないと告白し、事件の再検証がはじまるが…。
ユ・ミンホを演じるソ・ジソブは、２００４年の主演ドラマ『ごめん、愛してる』が大ヒット。以来、恋愛ドラマやラブコメ作品への出演で人気俳優となった。本作では「無罪を主張する追い詰められた密室殺人事件の容疑者」という難役に挑戦。誠実で凛とした姿の裏に複雑な感情を内包する繊細な演技で、俳優として新たな一面をのぞかせている。
錯綜する二つの事件と証言。その真実は誰のためのものなのか。ヤン・シネ（キム・ユンジン）は、有罪をも無罪に変えてしまう敏腕弁護士。彼女は無罪を立証するため、隠さずすべてを話すようミンホに迫るが…。仮面に隠された＜衝撃の事実＞にたどり着いたとき、見るものの心に”切ない痛み”が襲う。
キム・ユンジンは日本でも大ヒットしたスパイアクション大作『シュリ』（９９）でもおなじみ。今回はストーリーを牽引する中心人物として圧倒的な存在感を放っている。
ユン・ジョンソク監督は０９年に海上犯罪スリラー『マリン・ボーイ』で長編監督デビュー。本作で、第４２回ファンタスポルト（ポルト国際映画祭）監督週間部門最優秀監督賞を受賞した。
限られたシチュエーションで対峙する登場人物たちの緊迫した会話によって物語は展開されていくが、ユン監督は「山荘、ホテルなど限られた空間の中で物語が展開することが多い作品だ。正確な動線と台詞のために、俳優たちとリハーサルをたくさん行った。小さな動きや表情まで多くの意見を現場で交わした。そのおかげで、より効果的な撮影ができた」と述べている。

公開＝６月２３日（金）シネマート新宿、シネスイッチ銀座、グランドシネマサンシャイン池袋、ＹＥＢＩＳＵ　ＧＡＲＤＥＮ　ＣＩＮＥＭＡ　、シネマート心斎橋ほか、全国ロードショー。
公式ＨＰ＝ｈｔｔｐｓ：／／ｓｙｎｃａ．ｊｐ／ｋｏｋｕｈａｋｕａｒｕｉｗａ／

 

緊張感のある会話が連続する

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