4年ぶり故郷に植樹

道民会が慶尚南道を訪問
日付: 2023年05月30日 12時21分

 1975年から毎年、故郷の慶尚南道で木を植える活動を続けている在日道民会郷土植樹団が4年ぶりに故郷を訪れた。
今月11日、「(第44回)在日道民会郷土植樹団歓迎イベント」が開かれ、在日道民会の会員約250人を迎えた。
この植樹行事は75年の初回、関東在住の道民会員33人が故郷を訪れ、梁山で4000本の木を植えたのが始まりだった。これまで慶尚南道の様々な地に松やひのき、白樺など40万本もの木を植えてきている。
78年の宮城県沖地震と2011年の東日本大震災が発生した2回を除き、例年行われてきた行事だったが、今年はコロナ禍での中断を乗り越え4年ぶりに再開された。
今回の在日道民会の郷土植樹行事には250人余りの会員が参加して慶尚南道を訪れた。92歳の最高齢参加者は娘と孫娘の3代にわたっての参加であった。
朴完洙知事は今年の参加者の中で、男女最高齢者とその3代の家族に対し、これまで道政発展に貢献してきた感謝を伝え、今後も変わらない故郷愛を醸成し、持続的な郷土植樹行事を開催していくための世代間交流を深めるよう依頼をした。
これに対し植樹団側からは、各地の在日道民会で集めた義援金100万円を「(慶尚南道)地域人材育成奨学金」として使ってほしいと朴知事に伝達した。
在日道民会は今年までに合計15億7900万ウォンの寄付を寄託し、この寄付は水害復旧、学生寮建設、奨学金事業、福祉助成金など、故郷が発展するために使われた。
12日、河東郡花開面花開10里桜道近くの公園で、桜や緑茶の木など約6000本を植える郷土記念の植樹行事が開かれた。在日道民会郷土植樹団のほか在京・在釜道民会など約500人が加わった。
行事の後、一行は河東世界茶エキスポの現場を訪問し、展示館を観覧した。

4年ぶりに開催された植樹行事


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