１７日、都内でパンソリと認知症家族の介護を主題とした映画『クデ・オイガリ（英題：Ａ　Ｓｏｎｇ　ｆｏｒ　ｍｙ　ｄｅａｒ）』（ＫＢＳ制作）の試写会が行われた。韓国での本作品の公開は今年の３月８日。日本では今回が初となる。
上映の機会が得られたのは韓国ＫＢＳ社会奉仕団・李廷浩（イ・ジョンホ）名誉団長の仲介による。
「新大久保の李秀賢記念事業を２０年にわたり継承してくれた、日本の皆様に本作を届けたい」と話した。
上映後、日本映画批評家大賞機構・西田和昭筆頭顧問が、「映画は国境をこえる。一本でも多く映画との良い出会いを重ねて欲しい」とコメントした。
劇中で流れるパンソリ「挽歌」が、高齢化社会の実相を痛切に浮かび上がらせる。日本での公開は未定。