市民団体 ウクライナ停戦など訴え

各地で活動アピール
日付: 2023年05月23日 10時38分

 広島市で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の開催に合わせて世界にアピールしようと期間中、各市民団体も活動を活発化させた。
ウクライナでの停戦を求める「ウクライナに平和を求める会」は18日、約100人が汗ばむ初夏の日差しの中、東京の日比谷公園から銀座を経由し京橋までの3・5キロを90分かけて歩いた。
出発前に佐藤和夫代表は「G7広島サミットでは、ウクライナへの全面支援の方針が話し合われそうだ。戦争を煽ることなく、和平を求める会議にしてもらいたい」とあいさつした。
デモ隊は「ウクライナに平和を」という横断幕を先頭に、「広島の地で戦争を拡大させるような話し合いはしないでください」「即時停戦こそ日本の国益」「ウクライナ国民にこれ以上犠牲者を出させるな」などのシュプレヒコールを英語も交えて道行く人にアピールした。
ウイグルの人権問題を訴える日本ウイグル協会は20日、広島市で記者会見を開き、国境を越えた迫害などについて法律の観点で提言した。また、ウイグルの現状報告と在日ウイグル人数人が自身の身に起こった被害についても証言した。ほかに核実験被害調査ドキュメンタリー映画を上映した。
G7広島サミット連帯アクション実行委員会は20日、広島市内でウイグル人、チベット人、モンゴル人、香港人らが、中国国内での人権弾圧を糾弾した。
自由と人権を守る日米韓協議会は20、21日の両日、尹大統領訪日を歓迎するとともに、ウクライナでの即時停戦を求める街宣活動を行った。

 


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