韓国で流行の新・造語

日付: 2023年05月16日 10時46分

 韓国で日々生まれている新しい言葉は、省略語や英語との合体、ハングルならではのひねりなど、成り立ちもさまざま。辞書に載っていない韓国語を楽しもう。

워라밸(ワラベル)
「ワークライフ(アンド)バランス(work life and balance)」の略語。自らの仕事と生活の両者を天秤にかけ、果たして均衡が保たれているのか、反問ないし自問自答するときなどに若者がよく使う言葉。
수능(スヌン)
毎年11月中旬の木曜日に行われる「大学修学能力試験」の略称(「修能」の韓国語読み)。日本で「大学入試センター試験」を「センター」と略すのに近い。試験当日、韓国の高校は全校休校となり交通機関の増便も行われる。遅刻しそうな受験生を試験会場に送り届けるパトカーや救急車が出動するなど、社会全体で受験生を応援しようとするムードがある。
만반잘부(マンバンジャルブ)
「お会いできて嬉しいです、よろしくお願いします(マンナソ パンガウオヨ チャル プッタッケ)」という挨拶文の頭文字を取った略語。チャットなどでよく使われる。
줍줍(チュプチュプ)
「拾う」という意味の韓国語(チュプコ チュンヌンダ)の頭文字を取った略語。ネット上の画像や動画を集めるなど、巷にあふれたものを(安価で)入手する行為を指す。短期集中で大量ゲットするというニュアンスが重要。韓国の不動産業界で使われるこの語も原義は同じ。


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