在日韓国人3世の崔潤氏が経営する「OK金融グループ」がラグビーチームを立ち上げた。国内の金融系企業がラグビーチームを立ち上げたのは初めて。OK金融がプロスポーツチームを創設したのはバレーボール次いで2番目。
崔会長とラグビーチーム関係者らは20日、ソウル市中区のENAホテルで創設式を行った。 チーム名はグループ名のOKを90度横に回転させた文字「ウト」マン。ラグビー界への進出についてOK金融グループは、ラグビーの3大精神「犠牲、忍耐、協同」がグループの組織文化「ワンチーム(One―Team)」精神と一致する、と説明した。
球団オーナーは崔潤氏、監督には映画「60万回のトライ」の主人公となった在日のオ・ヨンギルを迎えた。コーチは外国出身国家代表第1号のアンドレ・ジンで、チームは日本出身者を含む32人で構成された。
オ監督は2010年、大阪の在日同胞系学校(大阪朝高)ラグビー部を率いて、日本最高峰の高校ラグビー大会「花園」でベスト4に進出させたという手腕の持ち主だ。
OK金融グループは「日本で起きた60万回のトライを母国韓国でも再び実現させたい」と意欲を見せている。
創設式で崔潤氏は「在日韓国人ラガーマンのオ・ヨンギル監督の人生は、『先進国型スポーツクラブ』を掲げるウトマンラグビーチームと同じ方向を向いている。働きながら活動するスポーツクラブ型のチームなので、一般的な選手とは実力の差が出るのもやむを得ないだろう。しかしそれでもなお、オ監督が再び『奇跡』を起こしてくれることを期待している」と語った。
OK金融グループ「ウトマンラグビーチーム」創説式