韓国教育財団が普及に貢献 

TOPIK 受験者急増 若者世代が韓国語に関心
日付: 2022年07月29日 10時46分

TOPIKの普及を図るための第1回フォーラムが都内で16日、TOPIKの運営を行っている韓国教育財団(徐東湖理事長)と立教大学外国語教育研究センターの共催で開催された。
TOPIKは韓国政府が認定しており、国立国際教育院が年3回、世界86カ国で実施している。日本での受験者数は毎年10%ほど増加しており、21年は約4万1000人が受験した。 
フォーラムで講演した金京児氏が韓国語の教員を務める長崎県立対馬高校は全国の公立高校で唯一、韓国語を専門的に学べる「国際文化交流科」を設置している。生徒数は現在77人。離島留学制度による県外からの入学者が半数を占める。これまでに2割近くが韓国の大学に進学した。対馬高校の職員に状況を聞いた。
「大半が韓流ブームなどで韓国に興味を持って入学した日本人で、ハーフや韓国から来た生徒もいる。韓国研修については、今はコロナ禍なのでオンライン交流を行っている。長崎県としても離島の過疎化対策などの一環からこういった教育・文化面での取り組みに力を入れている」とのこと。
在日同胞の交流を担う在日本韓国YMCAではどのような現状か。韓国YMCAは在日同胞のために60年以上にわたり、韓国語講座を行ってきた。国際文化部主任・日本語学校校長の田附和久氏に話を聞いた。
「もともとは在日同胞のために講座を開催してきたが、現在は95%が日本人。そのなかでも、日本の学校を卒業しているが家族の話やチェサなどの機会を通して、自身のルーツである韓国文化に興味を持ち、韓国語を学びに来ている人がいる。こういった在日同胞や韓国にルーツを持つ受講者は、とても熱心に講義を受けている」と説明した。
では、日本で生まれ育った若い世代はどう感じているだろうか。民団青年会の鄭昇栄会長に聞いてみた。
「私たち日本で生まれ育った若者世代は、K―POPや韓流ドラマなどの影響は大きく、そこから韓国文化に興味を持つ人は多い。ましてや自分のルーツでもあるので、韓国語をきちんと学びたいという人は潜在的に多い。韓流ブームが続けば今後も増えていくだろう」と語った。
どの立場や職種の人でも、韓日関係が改善されて交流の機会が増し、韓国ルーツを持つ若者がもっと韓国文化に興味を持ってもらえるとうれしいと語った。
コロナ禍で自宅にいる時間が増え、資格の勉強を始めたりオンライン授業を受ける人が急増し、TOPIK受験者数も急激に伸びている。韓国教育財団は、今後も学校や各種団体などと連携を深め、韓国語学習の啓蒙の一助を担う存在として、受験者数増加に寄与していくだろう。また、韓国教育財団では在日同胞などの学生のために、返済不要の奨学金支給事業も行っている。

 


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