日本で続く韓国語の学習人気~ドラマやエンタメをきっかけに

特別な存在ではなく… 若者の日常に溶け込む
日付: 2022年04月19日 11時04分

 世界で約1億2000万人のユーザーが登録している語学学習アプリ運用会社が、世界的な韓国語の学習人気を背景に、日本人ユーザーを対象とした韓国語に関するアンケートを行った。その調査結果から、Kカルチャー世代とも言われる10~20代と韓国語学習の関係を他の世代と比較してみた。

 音楽やドラマ、映画などのエンターテインメントコンテンツをきっかけに世界的に学ぶ人が増えている韓国語。日本でも英語に次ぐ人気とのデータもある。2011年からウェブサイトやアプリで言語学習のサービスを提供しているDuolingo(デュオリンゴ、本社所在地:米ピッツバーグ)は先月、日本人利用者の10~50代の男女を対象として、各世代50人ずつの計500人に「韓国語に関する調査」を実施。その結果を「Duolingo Japan Report」として発表した。
学習のきっかけ
韓国語を学習するきっかけについて質問したところ、76・5%が韓国コンテンツの影響があると回答し、世代間の差はみられない。韓国語を学んだことで韓国コンテンツをより楽しめるようになったかとの問いには、82・3%が「イエス」と答えており、韓国コンテンツと韓国語学習の強い相関性が裏付けられた。両方の間で好循環が生まれているとレポートでは指摘している。
韓国語の学び方
韓国語を学ぶ勉強方法のTOP3は、(1)音楽やドラマ、映画などのコンテンツ(47・2%)(2)SNSやYouTube(29・2%)(3)学習アプリ(25・8%)の順だった。10代では、SNSやYouTubeの利用(52%)、学習アプリの利用(33%)が高く、語学教室や学校に通うなどの選択は年代の高い層に多かった。若い世代ほど場所や時間にとらわれない「いつでも・どこでも」のスタイルと、ゲーム感覚で学べる方法が好まれているようだ。授業で習うというよりは、日常生活の中で韓国語を習得している傾向がある。
日常生活と韓国語
「普段の生活の中で自分自身、もしくは周りの人が韓国語を使っているシーンがあるか」との質問を、韓国語学習者以外も含めた全員にしたところ「ある」と回答したのは30代以上の26%に対し、10~20代は46・7%の結果となった。特に10代では、学校や職場で友人や同僚に対して韓国語を使うという人は83・7%にも上る。日常で良く使う言葉としては、「アンニョンハセヨ」「サランヘヨ」「カムサハムニダ」など挨拶関連のほか、ドラマのセリフに出てくる「チンチャ」「オッパ」「チョアヨ」などが挙がった。
いまや、韓国語が日常生活の中で普通に使われるようになってきている。特に若い世代にその傾向が顕著だ。近い将来、韓国語で表現した広告のキャッチコピーが目立つ時代が来るかもしれない。日本の若者にとって、韓国語は特別な言語ではなく、いわゆる「若者ことば」の延長にあるのではないか、そんな印象を受けた。


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