真実と希望の灯台・脱北民

金日成王朝の歴史をYouTubeで放送
日付: 2022年03月19日 10時40分

  朝鮮新報は、13日行われた朝大64回の卒業生が総連と在日朝鮮人運動を担っていく有能な担い手になる固い決心を持っていると報道した。朝総連は、彼らが忠誠を尽くす北韓の実状を全く知らない。だから、偽の宣伝扇動を行う。金氏王朝を知るためには、脱北民が発信するYouTubeを見れば良い。

 朝鮮労働党日本支部の機関紙である朝鮮新報は週3回、毎回8面建てで発行する。独自の取材と編集は許されず、平壌の本部党の指令通りに製作する。たまに平壌駐在員の記事を載せる場合もあるが、これも指令と方針によるものだ。
もっとも、平壌では自由な取材そのものが許されない。だから朝総連は、いわゆる「祖国」の実状をありのまま知る道がない。要するに、分からないし、知る方法もない。もし分かったとしても報道してはならないのだ。
朝総連は民団の墓参団に対抗して、平壌に請願し1979年の夏からいわゆる短期祖国訪問団を始めた。年間数千人が訪れる時もあった。祖訪団などのため、新潟には朝総連本部の新潟出張所も設けられた。
朝総連は毎年4月になると、春の祝典だのという行事に代表団を派遣する。しかし彼らは北韓住民たちから隔離され、定められた日課と許可されたコースに従って案内されるだけだ。
要するに、訪朝しても自由行動が不可能なので、見たいことを見ることができない。それでも、今や在日同胞全員が分かってきた決定的な真実がある。首領が治める「人民共和国」には自由も人権もないということ、何よりも北送同胞は差別と監視の対象だということだ。この決定的な真実が分かったため、組織を去り、朝鮮籍を捨てた人々がどれほど多いのかも、皆が知っている。
北韓について知りたければ、今は全く苦労しなくてもよい。最近は、数多くの脱北民が自分たちのYouTubeチャンネルで、無数の真実を放送しているからだ。韓国に入国した脱北民は、発表された数が3万4000人余りだ。彼らが皆、金日成王朝の実像を告発し始めた。反逆政権が悪法を作って対北ビラを禁止しても、ソーシャルメディアやYouTube放送は止められない。
脱北民の放送は、貴重な真実を教えてくれる。長い間、包まれてきた北韓社会を解剖してくれる。黄海道に住んでいて韓国に来た脱北民によれば、自分が住んでいた黄海道は、韓国放送がよく見られるかどうか、つまり南韓電波がよく映る地域かどうかによって住宅の価格が違うという。黄海道の場合はすでに完全に「韓国化」したと証言する。
金正日と金正恩を護衛する974軍部隊(中央党6処)では、韓国産米を食べたという。まず、米に石がなく美味しかったが、米袋にハングルで書かれた「大韓民国」を「台湾」であると勘違いしたという。北では平素「南朝鮮」と呼んだため、大韓民国を台湾だと思ったということだ。
金正恩ファミリーに関する、想像もできない秘密も放送される。金正恩の隠された女性のことが公開された。銀河水管弦楽団のピアニストだった彼女は、両親が北送者だという。
(つづく)


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