記憶改ざんの朝総連 金正日時代は「テロ」と「苦難の行軍」の歴史 

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日付: 2022年03月01日 11時41分

 朝総連が「民族最大の慶祝期間」を迎え、金正日時代を栄光の歴史として歪曲する大々的な宣伝・扇動をしている。歴史はすでに金正日時代を「テロ」と「苦難の行軍」として記録している。在日同胞たちは金正日時代に対し、北送血肉たちに古着を集めて送った辛い記憶を持っている。金正日が犯した数々のテロや核開発、拉致、惨たらしい大量餓死、脱北エクソダスを憶えている。インターネット空間に残っているこの膨大な歴史を朝総連は隠し変えられると思うのか。

 朝鮮労働党日本支部の機関紙・朝鮮新報の23日付は、金正恩が平壌和盛地区の1万世代着工式(2月12日)に参加したと報道した。朝鮮労働党の官営媒体らが自慢した「社会主義山間文化都市の見本」である三池淵市の実状は先週この欄で伝えた。平壌和盛地区の1万世代の実像も見てみよう。この住宅団地の建設には金日成軍事大学の学生たちまで動員する。ところが、あきれ返るのは、この大規模の住宅建設費用を、入居するはずもない人民たちに割り当て、負担させたことだ。このような野蛮な搾取は歴史上でも見られない。
北韓の実状は、すでに北韓で広く普及している携帯電話を通じて直ちに伝播される。韓国に定着した脱北者たちは、これらをすぐ韓国社会に伝える。脱北者たちは、平和統一を促進し、統一後は北韓同胞を新しい秩序に適応させる貴重な資産だ。逆に、朝総連は民族の敵になる。
朝総連は15日、東京で偉大な指導者である金正日大元帥の誕生80周年慶祝在日本朝鮮人中央大会を開催したという。「遺訓の貫徹で在日朝鮮人運動の新しい全盛期を」という許宗萬議長の報告があった。総連中央常任委員会は「偉大な金正日将軍は、総連と在日朝鮮人運動に永久不滅な業績を築いた、万古絶世の愛国者であられる」との備忘録を発表した。備忘録は教育援助金と奨学金にも触れた。
だが国際社会、特に日本において、金正日といえばどんなイメージが浮かび上がるだろうか。喜ばせ組、拉致、麻薬、偽造ドル、ミャンマーのアウンサン廟爆弾テロ、ソウルオリンピック妨害の大韓航空空中爆破テロなど負の側面しかないだろう。そのため、北韓に対する国際的な制裁が始まり、核開発で制裁はさらに厳しくなった。
金正日時代を生きた在日同胞たちには、朝・朝合営と朝銀信用組合の破綻が浮かぶはずだ。金正日の命令で朝銀の預金高を全部平壌が持って行ったのは有名だ。許宗萬は平壌の指令通り、同胞たち、特に商工人たちを搾取して金王朝に捧げたため、3代目の終身議長になったと言われる。
今、朝鮮籍は2万6792人(2021年6月末、法務省統計)に過ぎず、金王朝から逃れ、韓国に定着した脱北者よりも6000人も少ない。なぜこうも激減したのか。金正日のテロ犯罪と拉致のためだ。朝総連組織による「節税」も通じなくなり、多くの在日コリアンが日本に帰化した。
平壌側は、27日に発射した弾道ミサイルは人工衛星の実験と発表した。無駄なことだ。北韓には核とミサイルを隠せる場所がない。金正恩が安全な場所もない。衛星がすべてを見ている。数十年間、途方もない人命を犠牲にして完成させた「全国土の要塞化」は、要塞ではなく墓となった。地下施設を破壊、無力化できる武器が大量に配置されたためだ。


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