韓米同盟の再建に向けての大統領選挙

日付: 2022年02月02日 00時00分

 韓国大統領選挙が5週間後に迫った。在外投票者たちは3週間後、事前投票をする。
だが、候補者同士の公開討論もなく、与党側によるデマと与論工作が横行しているだけだ。ここでまず、今回の大統領選挙の意味を確認しておきたい。今回の選挙こそ、この5年間に自由民主体制から離脱し、共産全体主義へ傾いた大韓民国を選挙を通じて取り戻せる最後の機会かもしれないからだ。
如何なる時代でも、選挙はその国民のレベルを反映する。福祉中毒になった有権者は、税金で有権者を買収する候補に投票する。候補と有権者が共犯となって国家の富を、甚だしくは未来国民のものまで、蕩尽してしまう可能性がある。特定の地域や階層の利益のため、国民全体の利益を犠牲にする場合も少なくない。「女性家族部」のように非理性的、非効率的な政府組織を作ることもある。政府組織は増え続け、放漫に運営される。
韓国では、大韓民国を否定する勢力が偽りの扇動で合法的大統領を不法弾劾、選挙の形を借りたクーデターで国家権力を奪取した。大韓民国で起きた体制変革は、反文明勢力かまたは敵国が、大韓民国を占領した場合に韓国社会と国民に起きる「文明に逆行する悲劇」だった。
文在寅集団は、常識と法治を破壊、左翼全体主義と立法独裁をもって体制を変えた。脱原発で代表されるように、盲信や迷信で国民に苦痛と負担を強いた。国力の精髄を中共に差し出した。
国民の圧倒的多数は反中共なのに、文在寅政権は最後まで「終戦宣言」工作で大韓民国の安保と繁栄の土台である韓米同盟を解体、韓半島を中共に捧げようとした。中共は韓民族の歴史と文化を盗んでいる。韓米同盟さえ終われば、中華覇権主義は直ちに韓国を支配する。
一昨年の総選挙後、提起された地域区の半分と比例代表全国区の選挙無効訴訟を黙殺してきた大法院と中央選管委は、同じ選挙管理システムで大統領選挙を強行する構えだ。
特に、選管委は法的根拠のない臨時選挙管理事務所を秘密裏に182個所も作った。ひどい世論操作工作と偏波的な選挙管理などを見れば、不正選挙を目論んでいるとしか見られない。最近、選管委の全職員が、文在寅の腹心である曺海珠の中央選管委員在任に反対した。「4・15総選挙」が公正だったら、選管委の「集団反乱」はなかったはずだ。選管委も、一昨年の総選挙が不正選挙だったと思っているのだ。
ところで、選挙による堕落や試行錯誤、弊害を正す機会、装置もやはり選挙であるのが好ましい。したがって、今回の大統領選挙を通して、ダメになった大韓民国を正常化せねばならない。今回の選挙の目標は、自由共和国の回復と公正選挙の争取だ。中共の間接侵略や親中派の跋扈を制圧することだ。そして、韓米同盟を再建し、中共全体主義に勝利することだ。
中共はスターリンや金日成とともに、自由大韓民国を抹殺するため侵略してきた敵だ。中共は「金日成邪教全体主義体制」の突っ支いだ。中共は北韓の核ミサイルの開発と拡散を支援、国連安保理で拒否権を乱用、金正恩体制を庇護する。
韓国人には、文明史的に特別な使命がある。大韓民国は6・25韓国戦争と東西冷戦を通じ、共産主義の世界征服を防ぐ戦いの最前線に立った。韓米同盟は、中共との血闘を通じて誕生した。韓国は今、韓国戦争の後半戦である「第2次米中戦争」中共デジタル全体主義を膺懲する「文明の戦争」の最前線に立つようになった。韓米同盟をもって、この壮大な戦いの最前線にまた立つことは韓国人の特権だ。
共産全体主義に反対する自由人なら、韓米文明同盟の再建を公約する候補に投票するしかない。


閉じる