★この人に聞きたい★ 京都芸術大学客員教授 仲尾 宏さん

朝鮮通信使に学ぶ
日付: 2021年12月01日 00時00分

 江戸時代の朝鮮通信使は、韓日親善交流のシンボルとなっているが、現在、その通信使研究の第一人者は、滋賀県大津市に居住する仲尾宏・京都芸術大学客員教授(85)という定評だ。公益財団法人高麗美術館理事なども務めている。
朝鮮通信使関連の研究成果は2017年に、ユネスコ(国連教育科学文化機構)の世界記憶遺産に登録されたが、その日本側委員長が仲尾宏さんだった。また、尹東柱の下宿の跡地だった京都芸術大学高原校舎に尹東柱詩碑の建立を主導し、在日のさまざまな人権問題改善にもかかわった。
そうした功績などにより、日本人としては初めて第8回韓国国際交流財団賞を受賞した。
「江戸時代には朝鮮通信使という日韓親善交流の素晴らしい実践があった。12回にわたり、1回に400人から500人が来日し、国書を交換して広い分野で交流した。現在の日韓関係は政治的・経済的に問題が山積だが、現代に生きる私たちは、朝鮮通信使の交流からいろいろなことを学びとって、草の根の文化交流がより拡大されていくことを願っている」と韓日文化交流の大切さを訴えた。


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