韓銀中央 政策金利1%に

インフレ対策として追加利上げ 
日付: 2021年12月01日 00時00分

 韓国銀行(韓銀)は11月25日、通貨政策方針会議を開き、政策金利を現在の0・75%から1・00%に引き上げることを決めた。
政策金利が1%台となったのは昨年3月以来、1年8カ月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大による景気対策として、政策金利を年1・25%から0・75%に引き下げた。以降、8月まで(0・50%から0・75%)利上げは行わなかった。
中国に依存しているグローバルサプライチェーンの再構築が思うように進まないなか、国際原油価格と原材料価格の上昇が続き、世界的にインフレ圧力が強まっている。
消費者物価の先行指標となる生産者物価指数は10月、前年同月に比べ、8・9%上昇。13年ぶりの最大上昇幅を記録した。10月の消費者物価指数も前年同月に比べ3・2%上がり、9年9カ月ぶりの最大上昇幅となった。
物価が急激に上昇するなかインフレ対策として、李柱烈総裁は10月12日、「景気の流れが予想通りに進めば、次の会議で政策金利追加引き上げを考慮する可能性がある」と話しており、政策金利の追加引き上げは市場では予測されていた。
韓銀が3カ月で0・5%もの利上げを行ったのは、景気回復傾向が堅調で市中に供給した資金を回収してもいいと判断したと見られる。市中への資金供給が増えたことでインフレ懸念が高まっており、個人向け融資の増加、資産価格の上昇など「金融不均衡」現象が続いていることも要因だ。
今回の利上げにより、米政策金利(0・00~0・25%)との差は0・75~1・00%に開いた。


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