「共産党は嫌い」

新世界G・鄭溶鎭副会長
日付: 2021年11月25日 00時00分

鄭副会長は18日、自身のSNS(インスタグラム)で「私はコーンが嫌いです」とコメント
新世界グループは、ロッテと並ぶ韓国の二大流通業で、百貨店や免税店事業を軸としている。
同社の実質的な代表・鄭溶鎭副会長が自身のSNSで「共産党は嫌いだ」と投稿し注目を集めている。鄭氏がSNSに投稿した「ごめん、ありがとう」というメッセージも、かつて文在寅大統領がセウォル号の犠牲者に向けて芳名録に記したフレーズを彷彿とさせるもので、政権への批判として捉えられている。
鄭氏は18日、自身の写真に加えて「私はコーンがとても嫌いです#ノーパック」と投稿した。「コーン」は「共産党」の韓国語読み「コンサンダン」の頭文字をアレンジした表現で、「ノーパック」は「ノーバック、後退しない」を強調したものだ。
これに先立ち、今月15日には赤い帽子を被った男性2人と赤い財布を手にしている写真を公開し「何だか共産党の人みたいだけど違います。私は共産党が嫌いです」と投稿した。鄭氏によるこうした一連の言動に対し、一部では中国内にある新世界グループに対する不買運動への発展を懸念する声が上がっている。しかし、鄭氏のスタンスには何らの変化もみられなかった。
「私はコーンがとても嫌いだ。反共民主主義を徹底する愛国愛族こそが我々の生きる道」(17日)、「コーンは嫌い。ノーパック」(18日)。
企業の経営者らは、自身の政治スタンスを明かさないことが多い。それに反し、立ち位置をはっきりさせた新世界グループに対し、ネット上では「企業としての信念がある」と評価する一方で、中国からの報復を懸念する声もある。鄭副会長はパワーインフルエンサーとして知られており、インスタグラムのフォロワー数は72万人に達する。鄭氏の今後の動向に注目だ。(ソウル=李民晧)


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