文在寅政権の暴圧専横に韓国民が立ち上がった。極左革命集団の洗脳に騙されてきた韓国人たちが覚醒し始め、来年の大統領選挙の前哨戦であるソウル市長と釜山市長補欠選挙で文在寅の失政と犯罪を断罪している。
合法政府を転覆し権力を奪取、自ら「ロウソク革命」を自任してきた文在寅政権は、権力の正当性を憲法ではなく、「民意」と主張してきた。ところが現在、文在寅の支持率が4年前の補欠選挙の支持票をはるかに下回っている。つまり、彼らの論理ならば、文在寅は、すでに韓国民を代表していない。
焦った文在寅政権は、韓米同盟や海洋文明を離れ、韓国を中共全体主義陣営へ引き入れようと必死だ。文在寅の外交部長官の鄭義溶は、王毅中共外交部長と会談(3日)し、多方面かつ広範な戦略的交流協力を約束した。文在寅が2月、習近平に表明した中共党100周年祝賀や北京オリンピック支持を、鄭義溶が改めて表明した。
今まで、歴史的に自由世界が自ら共産全体主義に移行した例はない。全体主義独裁を目論む勢力が、民主制度を悪用し選挙で政権を掌握した後、暴圧体制へと変えたのだ。そして、このように選挙で暴圧体制になった後、再び選挙で、これを正常化した例はまだない。
文在寅政権は、大韓民国建国以来、最悪の反逆徒党だ。韓国民の4分の3以上の絶対多数は反中・反共産全体主義だ。ところが、「民意」に従うと言う文在寅政権は親中・従中だ。文在寅と鄭義溶はあたかも韓国が中国の属国のように行動している。
この文在寅政権は、江原道にチャイナタウンという巨大テーマパークの開発を進めている。代表的な従中事大主義者の江原道知事・崔文洵は、世界的な大規模の先史時代の遺跡を破壊し、「一帯一路」のためのチャイナタウンを強行している。中国と中国文化が好きなのは自由だ。本当に、中国が良いと思うのならば、中国に行って住んだらいい。中共の一帯一路のため大韓民国を破壊するのは決して許せない。
文在寅は、韓米同盟をサボタージュしてきた。文在寅は、すでにできていたゴルフ場に配備されたTHAAD基地を、「環境評価」を経て正常運営すると公言したが、文在寅はこの4年間「環境評価」の申請もしなかった。
一時、いわゆる「中国式の改革開放」が肯定された時があった。共産体制も豊かになれば、やがて自由民主体制に移行するという論理だった。悪を助けてあげれば善になるという理屈は、要するに、共産全体主義と戦うのを嫌う怠惰な者、さらには共産全体主義との取引を通じ利益を追求した者たちが作り出した虚構の論理だった。
現実はどうなったのか。デジタル全体主義を完成した中共が、世界を征服したとしたらその後、自由民主体制に変わると信じるのか。そうなるまで待とうと言うのか。皆、鄧小平に騙されたのだ。鄧小平は、合理的な指導者ではなく、冷血漢の共産主義者だ。天安門事態の残酷な流血鎮圧、虐殺を指示した張本人が鄧小平だ。
共産全体主義と自由は共存できない。共産全体主義と共存できると信じる勢力や共産全体主義と連帯する勢力は、自由を否定、敵対する勢力だ。
人間は誤解や失敗をする存在だ。しかし、失敗や過ちに気付いたら、同じ過ちを繰り返してはならない。
自由民主体制の中で生きながら、中共との共存を主張する者は、自由を享有する資格がない。今の中共の肩を持つ者は、いずれ、中共の暴圧の被害者たちによって断罪される。
共産全体主義やそれらと連携する勢力との闘争は、文明社会を守る戦いだ。中共の暴政下で苦しんでいるすべての人民を救う戦いでもある。韓国民は今、中共全体主義から独立と自尊を守る歴史的な闘争をしている。