民団中央初、郵便投票で3機関長改選

中央団長候補は呂健二氏と任泰洙氏
日付: 2021年02月03日 00時00分

 1月29日、在日本大韓民国民団の次期中央3機関長への立候補者が出そろった。今月26日に予定された第55回定期中央大会では、中央3機関長改選が行われる。ただし、緊急事態宣言が発令されたことから、第75回定期中央委員会と第55回定期中央大会は、異例の書面決議・郵便投票となった。

任泰洙団長候補
(現中央副団長)

呂健二団長候補
(現中央団長)

次期3機関長立候補者として、29日までに中央選管委(辛容祥委員長)に届け出たのは、団長に現職の呂健二氏と現中央副団長の任泰洙氏・議長に現職の朴安淳氏・監察委員長に現監察委員の金春植氏。議長と監察委員長は単独候補となったが、団長職は両立候補者が争う形となった。
これにより、中央委員・代議員合わせて520人と、選挙人1133人(10票で1票分)による郵便投票が行われる。26日に開票され、結果は民団HPに掲載される。

 ●呂健二団長候補(72)

現職の呂候補は1972年に青年会の結成に参加し、東京韓国青年商工会会長、在日韓国青年商工人連合会会長を経た後、中央本部副団長を通算5期15年、議長1期、副議長1期を歴任してきた。
所信表明において呂候補は、「コロナ危機の中で任期改選を迎えることになったことは不本意だが、この間の貴重な経験を活かし、民団を守っていくために中央団長に再出馬することを決意した」としている。

 ●任泰洙団長候補(59)

現中央本部副団長の任候補は、北海道韓国青年商工会の専務理事をはじめ、民団北海道本部組織部長・同団長を経て、中央本部副団長を2期歴任している。
所信表明では、「『民団離れ』が起き、本国との一体感が薄れるなか、ここ3年間の本国への働きかけは十分ではなかった。民団に対する『口先だけで何も主体的に動かない』という非難を座視できない。一刻も早く民団に誇りと威厳を取り戻し、組織の健全化を図りたい」と表明した。

議長・監察委員長は単独

金春植監察委員長候補
(現監察委員)
朴安淳議長候補
(現議長)


一方、単独候補で現職の朴安淳議長候補(76)は、「在日同胞を取り巻く問題は山積しているが、時代の変化をしっかりと分析し、民団の基本的理念を踏まえながらしっかりしたルール作りに努める」としている。
同じく単独候補で現監察委員の金春植監察委員長候補(74)は、「民団は『求心力』を取り戻さねばならない。韓日友好の架け橋として、また自らの尊厳を守るため、全団員の力を結集しなければならない」と所信を表明した。
例年は立候補者による合同演説会が関東・東北などの全国6カ所で行われるが、緊急事態宣言の発令を鑑みて、今回は取りやめとなった。また26日は、第55回定期中央大会の郵便投票と同様に、第75回定期中央委員会も書面決議で行われる。中央委員会・中央大会が全面的に書面決議となるのは、民団の歴史上かつてなかったことだ。
この措置に対し、ある民団関係者は「本来はしっかりと集まって行うべきだが、このような状況ではやむを得ない」と語った。

 


閉じる