初出場で全米女子制覇 金阿林さん(25)

劇的シンデレラ・ストーリー
日付: 2021年01月01日 00時00分

 全米女子オープンは昨年12月14日、米ヒューストンのチャンピオンズGC(パー71)で悪天候のため前日から順延になっていた最終ラウンドが行われた。今大会は周囲の予想を覆し、韓国の金阿林選手(25)がメジャー初出場・初優勝の快挙を成し遂げた。
今回はコロナ感染拡大により予選は行われず、代わりに出場枠が世界ランキング70位まで拡大。金選手は選考基準日にはギリギリの70位だったが、直前のランキングでは94位だった。
金選手は2013年に韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)に入会し、プロデビュー。これまでの優勝歴は18年9月の『パク・セリ・インビテーショナル』と19年7月の『MYムンヨン・クイーンズパークチャンピオンシップ』の2回のみ。20年シーズンは1度も優勝できず、韓国国内でも”中堅”と言っていいポジションだった。
だが、いざ試合が始まれば抜群の飛距離でコースを攻略し、最終日を通算1オーバーで9位からスタートしたにも関わらず、16番から3連続バーディーを決め67をマーク。通算3アンダーで並みいる強豪選手をごぼう抜きして逆転勝利を収めた。ここまでノーマークの選手が優勝したのは大会史の記録となった。
試合後のインタビューで、自分の土俵でプレーできたことが勝因だったと語った金選手。韓国勢で11番目となる全米女子オープンの女王となった。
他方、同じ9位からスタートした世界ランキング1位の高真栄選手(25)は2位、2回の優勝経験を持つ朴仁妃選手(32)と前回優勝のイ・ジョンウン選手(24)は6位という結果を残した。トップ10のうち、4人が韓国勢となり、韓国女子ゴルフ界の層の厚さを見せつけた形だ。日本の渋野日向子選手(22)も4位と健闘した。


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