「第2次米中戦争」も韓半島が決戦場

韓半島掌握が中共の核心利益と宣言
日付: 2020年10月28日 00時00分

 米大統領選挙日を利用した、中国共産党(中共)の台湾攻撃の可能性が危惧されているなか、中共は21日、全人代に提出した国防法修正案を公開した。修正案には、中共の核心利益が害されれば、戦争に突入するという好戦的内容が追加された。習近平は2日後の23日、中共軍の韓半島侵略70周年記念演説を通じ、第1次米中戦争(韓国戦争)では、中国軍が平和の守護、侵略反対の旗を持って鴨緑江を越えたと述べ、北韓と組んで勝利し、韓半島情勢を安定させ、アジアと世界の平和を守ったと強弁した。習近平は韓国戦争を「帝国主義の侵略」と呼び、「主権・安全・発展利益が侵害されるのを座視しない」と宣言。「強力な軍隊の建設」を強調した。中共官営媒体は、「抗米援朝」の精神を永遠に継承し「中国夢・強軍夢を実現しよう」と扇動した。

韓国国民の文在寅打倒が戦争の行方を決める

 今回の中共の国防法の改正案は、中共の開戦事由として「主権、統一、領土完征、安全」に、核心利益を意味する「発展利益」が追加された。
習近平は23日の演説で「中国は北韓の要請で参戦し勝利を収めた」「中国は現在、歴史の重要な交差点に立っている」「米国と戦った抗米援朝戦争の勝利を記憶し、新世代の特色を持つ社会主義を、絶えず推進し前へ進まねばならない」と力説した。
習近平は「主権・安全・発展利益が侵害されると」「中国人民は必ず正面から痛烈な反撃に出る」と述べた。米国との全面対決宣言だ。中共の官営媒体は、習近平の演説は米国への警告で、米国は中共の警告を虚勢と誤解した1950年の過ちを繰り返してはならないと主張した。
6・25韓国戦争の戦犯たち。金日成、スターリン、毛沢東(左から)
 北京の官営媒体は、6・25韓国戦争が過去の「終わった戦争」でなく、米国に立ち向かわなければならない中国にとって今も進行中で「終わっていない戦争」と位置づけ、中国の夢の実現のため「抗米援朝」精神を永遠に継承しようと主張した。
中共党の機関紙の環球時報は「50年も2020年も、米国の政策立案者や政治エリートは中国の警告を虚勢と誤解する。中共はライバルが警告を聞かないと、音も立てず最初の攻撃をする」「現在の西太平洋とアジアの状況は、1950年当時の戦争勃発前と次第に似てきている」「中国はいろいろな側面で、戦略的圧力を多大に受けているが、このすべての緊張の根源は米国」という論評などを掲載した。
毛沢東主義者である習近平は、副主席だった2010年10月25日の演説でも、韓半島侵略を正当化する歴史捏造の先頭に立ってきた。習近平は今回も、「1950年に勃発した韓国戦争の残酷さを70年の間、一度も忘れたことがない」「抗米援朝戦争の当時、中国と米国の国力の差は非常に大きかった」「このような厳しい状況で、中国軍と北韓軍は生死を共にし、友情を固めた」と強調した。習近平は、6・25戦争は内戦で、北韓軍が壊滅したことにより中共軍が50年10月19日、鴨緑江を越えて韓半島を侵略した。これは「抗米援朝の正義の戦争」との詭弁を弄する。
しかし、毛沢東が「中共建国」前の49年5月に、すでに金日成に参戦を約束した史実は、徹底的に隠している。つまり韓国戦争は、スターリンと毛沢東が南侵への計画段階から共謀し主導的に加担した戦争で、戦場は韓半島だった。鴨緑江の向こうの満州には一発の爆弾も落ちたことがない。6・25韓国戦争での韓国軍の被害はほとんどが中共軍との戦闘によるものだ。つまり、中共側による最大の被害者が韓国なのに、習近平は、それについて全く言及したことがない。
中共側はファーウェイなどに対する米国の圧迫が始まった昨年から、6・25韓国戦争を素材にした映画を製作、中国全土で上映し対米対決を鼓吹している。
米国が高度の警戒態勢をとっていることは、明らかになっている。米軍は、W762など、戦場で実際に使用可能な低威力の核兵器を搭載した戦略潜水艦などを西太平洋に展開、公開している。
一方、韓国民の4分の3以上はすでに徹底反中だ。にもかかわらず文在寅は、無残にも金正恩と習近平に一蹴された6・25韓国戦争の「終戦宣言」を言い続けながら、習近平の韓米同盟凌蔑はもちろん、中共の公開的な韓半島掌握の戦略意図表明に沈黙している。この状況で、中共と地域の平和と安定を協議云々する文在寅一派は、自由陣営の敵だ。


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