中国共産党へ”NO” 世界同時行動

36カ国で抗議活動 在日もデモ行進
日付: 2020年10月07日 00時00分

 中華人民共和国の建国記念日「国慶節」である1日に合わせ、全世界で中国共産党の人権弾圧・民族絶滅政策に抗議する運動が行われた。日本でもウイグル・香港・南モンゴル・チベットなどの在日少数民族の人々が立ち上がり、大規模な集会やデモ行進を開催し、日本へ連帯を訴えた。

3日17時からの全団体による合同デモ行進には約350人が参加。新宿駅前にシュプレヒコールが響いた
 中華人民共和国の建国記念日(国慶節)である1日、衆議院第一議員会館で中国共産党の民族絶滅政策・文化的虐殺や人権弾圧に抗議する「Resist China日本」が開催された。この集会は、米国に本部を置くチベット支援団体が中国共産党の全体主義体制に抗議するため、多国間行動の構築を目的として全世界に呼びかけた「Resist China」の日本における統一行動だ。国慶節に合わせた抗議活動は、全世界36カ国・88カ所以上で行われた。
日本においては、在日少数民族の団体や集会の趣旨に賛同する日本人団体など、約30団体が実行委員会に参加。この問題に関心のある国会議員らも、衆参問わず出席した。
実行委員長のツェリン・ドルジェ氏は挨拶のなかで、「中国共産党の人権侵害に対する国際的な関心は高まっているが、国として声を上げることはなかなかできない」と現状を総括。
続いてチベット・ウイグル・南モンゴル・香港・台湾・中国・韓国・カンボジアの代表が登壇し、それぞれの置かれている立場などを報告した。中国共産党は”同化政策”の名の下に、「子供の名は中国政府が決めたものを選ばなければならない(ウイグル)」「モンゴル語教育の廃止・教科書の内容すり替え(南モンゴル)」「中共によるフィンランド化により左翼政権が台頭。現政権と中共が不正選挙を共謀(韓国)」など、自由民主体制に逆行する人権弾圧を強いている。
「Resist China日本」は最後に、「各民族に対する抹殺政策を停止させるため団結する」と決議文を採択した。
さらに同日午後には、集会に参加した人々が50人ほど集まり、中国大使館前で抗議活動を行った。それぞれの国旗や抗議文のプラカードを掲げて中国共産党の暴虐を非難したほか、「中国は他国の選挙制度に関与するな」という韓国の訴えも印象的だった。
続く3日には東京都内で、「NO!中華人民共和国建国71周年連帯デモ」と題した大規模な行進開催した。14時から新宿中央公園(ウイグル)、東池袋中央公園(香港)、日比谷公園(南モンゴル・チベット・台湾・民主中国陣線ほか)の3カ所で開始されたデモ行進は、17時頃に新宿中央公園で合流。再び全団体、約350人でデモ行進を行った。
1日の「Resist China日本」には多くの国々が参加した
 行進開始にあたり、各民族および団体の代表が、「日本と世界が共に立ち上がり、声を上げてほしい」とする声明文を発表。また、1990年10月3日の東西ドイツ統一にちなみ、共産党の象徴である「鎌と槌」を描いた段ボールの壁を打ち崩した。
南モンゴルクリルタイのオルホノド・ダイチン幹事長は、「この71年間は中国共産党による虐殺と強奪の歴史だった。ともに中国共産党を打倒しよう」と鼓舞し、自由を訴える在日の人々の声が夜の新宿に響き渡った。


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