編集余話

日付: 2020年09月16日 00時00分

 米国大統領選挙まで、2カ月となった。二大政党の全国大会が開かれ、共和党は現職のドナルド・トランプ大統領、民主党はジョー・バイデン元副大統領を候補として指名した。11月3日に一般有権者による投開票が行われる予定だ。今回の選挙の結果は、国内だけでなく、世界の政治や経済に大きな影響を及ぼすだろう▼特に大きく影響を受けるのが、中国だ。民主党も含め、米国は反中国共産党で意思統一されているといわれているが、トランプ大統領が再選をはたした場合、対中政策はより強硬なものになっていくだろう▼トランプ大統領は7日、米中の経済関係を分離する「デカップリング」論に改めて言及し、中国をけん制した。「我々が中国とビジネスをしなければ数十億ドルを失うことはない。それは『デカップリング』と呼ばれていて、皆さんもそれについて考え始めるだろう」というのだ▼デカップリングによる各国の経済への影響は深刻だろう。欧州、アジア各国とも近年、中国経済への依存は著しかった。自由民主主義を守るためとはいえ、大きな痛みを伴うものといえる▼そんななか、サムスン電子、SKハイニックスがファーウェイとの半導体取引を中止すると報道された。両社ともファーウェイとの取引額は決して少なくない。また、中国寄りへと進む現政権下で、ファーウェイとの関係を断つというのは簡単な決断ではないはずだ▼中国との関係が深い韓国企業が、両社の決定をどう見るか、そして今後どう展開していくか注視したい。


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