文在寅集団も、韓半島の分断が生んだフランケンシュタイン

日付: 2020年08月15日 00時00分

 今年の初めには、まさか武漢ウイルスが猖獗し、ある日突然、全世界の国々の往来が止まることになるなど誰も予想できなかった。このパンデミックがいつ終わるのかも、治療薬とワクチンができたとしても、以前の生活に戻れるかどうかも分からない。
3週間前に米国と中共が、まるで戦争時に敵対国にとる措置の如く、互いに自国内の相手国の総領事館を1カ所閉鎖した。かつて経験したことのない新しい形の戦争、文明の戦争が始まった。軍事的緊張も高まっている。この事態も数カ月前まで予想できなかった。米・中は断交を準備しているのか。そして米・中戦争はどう決着するのだろうか。
米中戦争は世界史の流れを変えるはずだ。韓国は建国72周年を迎えるが、1年後の建国73周年にはどんな姿なのか、普通の人々は想像し難い。ただ、この文明戦争で韓半島の75年間の分断構造は終息する。
本紙は、以前から韓国国民は3つの戦争を同時に戦っていると指摘してきた。第一は、韓国が75年間も続けているスターリン主義の化石である平壌の邪教全体主義との戦い、第二は、怪物の正体を現した文在寅集団の大韓民国破壊を阻止するための国内の文明の戦争、第三は、韓半島支配を狙う中共との戦いだ。この三つの戦争を同時に戦うことは、それこそ文明の戦争だ。
ポンペイオ米国務長官は3週間前、中共に対する戦争を宣言する演説の中、50年前に米中和解を導いたニクソン大統領が当時、米国が中共をフランケンシュタインにするのではないかと自問したエピソードを紹介し、米国が中共の本質を適切に観察し続け、備えることに失敗したことを反省した。
自由大韓民国の憲法体系を守るため三つの戦争を同時に戦っている韓国人たちは、まさに3体のフランケンシュタインを相手にしているといえる。中共が文明世界を攻撃するフランケンシュタインなら、世襲全体主義邪教体制の金氏王朝もフランケンシュタインだ。南北分断75年の積弊が生んだ文在寅集団も、正体を隠してきたフランケンシュタインだ。
習近平は決死抗戦を宣言、持久戦の意思を固めた。習近平は持久戦のために勢力を集め、陣地を強化する。もちろん、習近平陣営に立つ国は文明社会を敵に回す怪物たちだ。問題は、この3体のフランケンシュタインが合体しようとすることだ。われわれは、この3体の怪物が合体する前に彼らを無力化せねばならない。
全体主義という悪との戦いで、最も強力な武器は真実を語ることだ。われわれはここで、4・15不正選挙に触れざるを得ない。少なからぬ人々が不正選挙の結果を既成事実として受け入れようと言う。しかし、嘘を少し認めれば、真実は暗の中に葬られる。捏造されたタブレットPCを黙認した結果、何の罪の証拠がない前大統領は、30年以上の懲役刑を宣告された。
4・15総選の不正は、歴史的、政治的意味があまりにも重大だ。不正を容認することは、自由民主主義や歴史に罪を犯すことだ。それは70年前に韓半島を侵略した中共が、人類史上初めて韓国の選挙をデジタルで侵略したからだ。
70年前、共産勢力が韓半島を侵略したときはスターリンが指揮したが、今回は人工知能とデジタル技術で世界制覇を狙う中共が大韓民国を最初のターゲットとしたのだ。
巨大な全体主義を相手に一人では戦えない。米国でさえ同盟と一緒に戦う。米中の間に挟まれた東アジアには、複雑な未来が待っている。全力を尽くして戦うのみだ。もはや、韓日両国には争い合う余裕などない。まず3体のフランケンシュタインが合体できないようするのが肝要だ。われわれが怪物を制圧、無力化しないと、怪物が私たちを支配することになる。
韓国では、この戦いをリードする知識人グループ(正教会)が活動している。全体主義陣営を粉砕し、新しい文明への飛翔に向け、意を共にする日本の有志にも連帯闘争を訴える。


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