新韓金融 上半期純利益1兆8055億ウォン

悪材料重なり前年比減も国内トップ守る
日付: 2020年07月29日 00時00分

 新韓金融グループ(趙鏞炳会長)は、韓国「リーディングバンク」の座を守り抜いた。今年上半期における新韓金融の純利益は1兆8055億ウォンを上げ、ライバルであるKB金融グループの1兆7113億ウォンを上回った。
新韓金融は第1四半期に9324億ウォンの純利益を計上し、KB金融(7295億ウォン)を大きく引き離した。しかし、第2四半期はKB金融に逆転を許した。これは、金融投資商品(ライムファンド)の売上金補償とコロナウイルス対応等で3850億ウォンを充当するなどして純利益が減少した結果だ。
新韓金融は、ライムファンドで最多の売上高を誇る金融系企業だ。グループ系列会社・新韓金融投資が3248億ウォン、新韓銀行が2769億ウォンのライムファンドを販売した。これは、国内の金融系企業のうち合計額では最多の規模で、新韓金融はファンドの投資者たちに投資額の50%を先行補償することを決定した。
これらの影響で、新韓銀行の純利益は1兆1407億ウォンとなり前年比11・1%減少し、新韓金融投資の純利益は571億ウォンとなり前年比60・6%減少した。グループ全体の純利益も影響を受けた。新韓金融の上半期純利益は、前年同期(1兆9144億ウォン)比で5・7%減少した。
一方で、ファンドによる貸倒引当金の発生などの特異要因を踏まえると、新韓金融の収益全体は安定的であるという見方だ。新韓金融側は、銀行・非銀行部門の均衡的な成長戦略によって業績は安定していると分析した。
実際、非銀行部門はカード・生命・キャピタル中心の非利子利益拡大によって経常利益を順調に伸ばしている。新韓カード(11・5%)、新韓キャピタル(19・6%)、新韓貯蓄銀行(31・9%)、新韓生命(17・5%)の純利益は増加した。非銀行部門の当期純利益は7163億ウォンを計上。もう一つの肯定的サインは、デジタルチャネルによる営業利益(上半期8306億ウォン)が前年同期比で26・6%も急成長した点だ。IB部門もまた、GIBマトリクスをベースに前年同期比の営業利益(上半期3912億ウォン)が10・8%成長した。これは趙鏞炳会長リードのもと、グループの成長戦略としてデジタルトランスフォーメーション(DX)の強化を推進し、その努力が今年に入って成果として表れたものとみられる。
新韓金融関係者は「今年下半期も新型コロナウイルスの動向を注視しつつ、モニタリングを強化する計画。予想される困難、未来の不確実性を減らすための努力を続けていく」と語った。(ソウル=李民晧)


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