韓国のどこかの大学教授が韓国人は直ぐに腹を立てる精神疾患の者が多いと言ったそうです。大学で教授をするぐらいなら海外留学の経験がある人でしょう。その教授は外から韓国を見る機会があったにも係わらず自国の本質が見えてない訳で、困ったものです。
韓国人が腹を立てて机の物を投げ散らかしたり、ゴミ箱を蹴り上げたりするのは、全部パフォーマンスです。俺はこれだけ腹を立てているぞ、と見ている者に示すための演技です。韓国人が本気で腹を立てた場合は手が出ます。手が出ない限りは演技です。相手との間合いを計りながら怒りのパフォーマンスを演出しているに過ぎません。そうやって相手から譲歩を引き出そうとしているのです。
自分たちがそうだから日本人もそうだろうと思って徴用工問題をああいう形で問題化したのは、完全な戦略ミスでした。日本人の公や正義に関わる部分で喧嘩を売ったわけですから、日本人が腹を立てたら切腹覚悟だぞ、ということを知っておかなければなりません。そうなったときの備えをした上でああいう形で問題提起したのならまだしも、日本が腹を立ててから以降の韓国の反応は、何も考えてなかった、と感じさせることばかりです。日本人もパフォーマンスで腹を立てる民族だったなら韓国の対応は適切だったかも知れませんが、日本人はそういう文化の中にはいません。この件で日本が譲歩することはないのに、譲歩を引き出そうとして、韓国は怒りのパフォーマンスをしたのでした。どうやって火消しをするつもりですかね。お先真っ暗です。
韓国では、国民の顔色を見て法解釈を簡単に変えてしまいます。しかし日本は、平和なときは原理原則を守る国です。条約は国内法に優先するというのは、法律を学んだことがある人間には常識です。韓国人でも法学徒に個別に聞けば怖らく多くの者が韓国の方が間違っていると言うでしょう。しかし「公」が出てくると、韓国人の多くは派閥のことしか考えなくなります。
日本を責めるのなら道義で責めるべきところを自分たちの勝手な法解釈で攻めたわけで、それは日本には通じないでしょう。日本人は遊びで腹を立ててみせる人たちではありません。完全に読み誤っています。
法案は廃案になりましたが、韓国は財団を作って徴用工に保障をしようと言いました。日本は絶対に応じませんね。そこで妥協するぐらいなら日本人は最初から腹を立てたりしません。韓国のエセ寅次郎たちは日本を全く分かってないと感じます。
韓国人の多くは自国が、相当に進歩したとはいえ、未だに組み立て工場の域を出てないという事実を知りませんでした。意識せずに日本を怒らせて、まともに部品や素材の輸入が出来なくなって慌てています。このまま行くと、第二の通貨危機がやってくるかもしれません。その時、日本が助ける可能性は一つだけあります。それはアメリカが圧力を掛けてきた場合だけです。中国は俺の子分になるなら助けてやると言うでしょう。その情報を入手したアメリカは、日本に圧力を掛けます。韓国が中国の子分になるのはまずいから、お前何とかしろ、といってきます。日本は渋々助けるでしょうね。中国が助けようとしなければ、誰も助けないと思います。
通貨危機が起きると、韓国の金持ちは大挙してアメリカに逃げ出すでしょう。いや、すでに財産の逃避は終えているかも知れません。韓国内に残るのは貧乏人ばかりになります。韓国の金持ちは韓国で儲けてアメリカで使うようになります。社会が不安定化して、北を支持する者が増加する危険が出て来ます。
日本は殆どの物を自前で作れますが、韓国は逆です。落としどころを誤ると、最悪、国が吹っ飛んでしまう、ということを、パフォーマンスで腹を立ててみせるのが得意なエセ寅次郎たちは、知らないようです。
李起昇 小説家、公認会計士。著書に、小説『チンダルレ』、『鬼神たちの祝祭』、古代史研究書『日本は韓国だったのか』(いずれもフィールドワイ刊)がある。