活況呈するeスポーツ 

業界をけん引する韓国に期待
日付: 2020年06月24日 00時00分

 コロナウイルス感染拡大の影響で、世界経済の動きにブレーキがかかっているなか、活況を呈しているのがeスポーツだ。今やゲームの域を超え、プロスポーツの代替大会、ファッション業界の参入、地域活性化のツールと各方面に広がっている。eスポーツ運営に関し、先をいく韓国から学ぶことは多い。

日本では地方活性化の一助に

韓国のゲーム業界が先月発表した数字によると、2月5日から4月25日に行われた国内の人気eスポーツ大会「2020リーグ・オブ・レジェンドチャンピオンズリーグコリア・スプリング」の視聴者数は1日平均82万人で、これは前年同期比13・4%増を記録した。このうち、海外の視聴者数は51万人余り(62%)だったという。
世界保健機関(WHO)は今ではゲームを積極的に推奨しており、ゲーム人気は衰えを知らないが、さらに多角的に広がりつつある。まず、スポーツ界が代替策としてeスポーツを活用し始めた。NBA(全米プロバスケ)はeスポーツ大会「NBA 2K20」を開催、プロテニス界ではゲーム「Tennis World Tour」を使っての大会、モータースポーツ界は「F1バーチャルグランプリ」、日本では「プロ野球バーチャル開幕戦2020」などが行われている。これらの大会には、各種目の現役プロ選手も参加し話題を呼んでいる。
ゲームの勝敗に熱中するだけでなく、ゲームキャラクターのファッショングッズを購入してドレスアップを楽しむファンも増えている。ゲームの中でファッションへの関心が大きくなり、高級ブランドもデザインを提供し始めた。
日本では近年、eスポーツを地方活性化の一環として取り入れるなど試行錯誤を行ってきた。人を集めての大会は難しくなったが、インフラを整備しオンラインでの運営にシフトする方向で動き出しており、この動きは韓国でも紹介されている。韓国では、20年を超えるeスポーツに関するノウハウが蓄積されている。双方にメリットとなる協業が期待できそうだ。


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