【BOOK】「反日への最後通告」(池萬元・著/崔鶴山・他訳)

悪魔の国・日本という虚像を作ったのは 豊富な資料と写真から読みとく衝撃の書
日付: 2020年05月20日 00時00分

 筆者は長年にわたり、韓国の民主主義国家としての理性的、合理的な国民世論の形成のために闘っている人物である。裁判記録などの資料分析を行い出版した本は30冊を超えるが、その内容のために民事・刑事合わせて200件を超える訴訟を起こされ、幾度となく集団暴行を受けてきた。それでも著者は、「日本は悪い国」というフレームはすべて嘘により作られたとし、誰が何の目的でこの歪曲を行ったのか、韓国国民は知るべきと訴え続けている。
本書には写真や実資料が豊富に引用されている。特に興味深いのは「外国人と内国人が見た朝鮮」と題して、外国人21人とその同時代の内国人6人による記述の数々である。米国をはじめ、英、仏、独などヨーロッパの国々から職業も様々な人々が記した「19世紀後半から20世紀にかけての韓半島」の姿は、必読に値する。
そして「五・一八光州事件」だ。五・一八関係だけで9冊に及ぶ書籍を出している著者の、渾身の文章といっても差し支えないだろう。本書を読んで気が付く。日本でも嘘の上塗りが進んでいるのではないかと。著者をはじめ多くの人が望む発展的な韓日関係のために、この本は日本でも広く読まれなければならないと感じる。
ハート出版刊
定価=1800円(税別)


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