大韓航空の“お家騒動”

妻・次女の支持で会長優勢か
日付: 2020年02月13日 00時00分

 大韓航空を傘下に持つ韓進グループの経営権を巡り、趙源泰会長と、「ナッツ姫」で知られる長女の趙顕娥氏の確執が表面化する中、母の李明姫氏と、次女の顕ミン氏が、趙源泰会長を支持する声明を発表した。これにより、趙源泰会長が引き続き経営権を掌握するとの見方が強まっている。
当初は、趙顕娥氏とKCGI、半島建設などの反趙源泰派の保有する株が32・06%を占めていたため、趙源泰会長が不利だとする見方が大勢を占めていた。
4日、母の李氏と次女の顕ミン氏が「趙亮鎬先代会長の遺訓に従い、グループの安定と発展を願う」とし、趙源泰氏を中心とした経営体制を支持すると表明したことから、趙源泰派の株式が33・45%となり逆転した。 現在、趙源泰会長と趙顕娥前副社長、趙顕ミン専務はそれぞれ6・52%、6・49%、6・47%の株式を保有している。李明姫顧問の持分率は5・31%。そのほかKCGIは17・29%、デルタ航空10・0%、半島建設8・2%、国民年金は4・11%となっている。
顕娥氏サイドはアクティビストファンド(物言う株主)であるKCGIと協力し、株主総会で議決権行使と株主提案を行うことを表明しており、国民年金を始めとした国内外の機関投資家の議決権の行方にも関心が集まっている。


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