ポスト文在寅の課題、文明の再建に向けて

日付: 2019年12月04日 15時31分

 偽りと扇動で大韓民国の自由民主体制が弾劾された政変から3年が経つ。暗鬱な条件でも、真実に向かう自由人たちの闘争で、強固に見えた文在寅政権が崩れ落ちている。文政権は間もなく崩壊する。彼らの卑劣な政治工作が暴かれたためだ。
文在寅集団は権力を私物化し、あらゆる利権に介入した。利権があるところならどこにでも群がった。彼らには法も常識も恥もなかった。法院を革命の道具化し、法の上に君臨し大韓民国を略奪した。文政権は国民の選択を受けた政権と言えない。
文集団には、法治に基づく現代国家を経営する基本姿勢が全く欠けていた。文在寅は、自分が兄と呼ぶ者や自分を兄と呼んだ者たちのため国家権力を使った。文在寅は、自ら兄と呼んだ者を蔚山市長に当選させるため、警察を動員し不正選挙をやった。側近の不正や犯罪は覆った。
文政権で起こったことは、封建専制王朝時代にあったことだ。建国以来、自由人の共和国へと発展してきた大韓民国が、社会主義を夢想した職業革命家たちによって平壌の金氏王朝のように封建時代へ後退した。だが、文明史的な成功国家を急速に没落へ導いた文在寅集団も、予想外の速度で自ら崩壊している。
3年前には存在しなかった自由革命と文明社会の主人公たちが大韓民国に登場した。ニューメディアを駆使する自由の戦士たちが、暴圧体制を攻めたのだ。
文在寅は今、自分が説明、釈明すべきことから逃げ隠れている。文在寅は、知力はもちろん、人間としての品性も疑わしい。文政権は能力の面でも道徳の面でも、これ以上存続してはならない。
ところで文在寅集団は、自分たちを追及してくる検察を無力化する最後の手段として、憲法違反の公捜處法案と選挙法改正案を国会本会議に上程、立法を装った憲法破壊を図っている。文集団のこの反逆を止めるべき自由韓国党は国会法に基づくフィリバスターで抵抗を試みるだけだ。しかし、文在寅集団は制憲憲法以来保障されてきた少数党の権利であるフィリバスターも無力化しようとしている。
自由韓国党が韓国の自由市民たちを代弁できないのは、彼らが政治工学や選挙工学に没頭し、次の選挙ばかりを見ているためだ。だが、文政権の終焉はすでに時間の問題だ。それが選挙によるものであれ、弾劾によるものであれ、国民抵抗や戦争など革命的あるいは突発的な状況によるものであれ、文集団は終わる。それで今、自由市民に求められるのは、ポスト文在寅を準備することだ。
今、韓半島は世紀的激動期だ。韓半島は米中の文明の戦争の真ん中に置かれている。今、大韓民国の自由市民は三つの戦争を同時に戦っている。韓半島の支配を狙う中華共産全体主義との闘争、金日成民族を自任する平壌の邪教全体主義との闘争、そして平壌や北京と組んだ内部の敵文在寅集団との戦だ。文在寅集団は反国家団体と連携した反逆・反乱勢力、反文明勢力だ。
このすべては文明の戦いで、韓国の自由民の戦いは、中国と文明の戦争をしている米国の立場と完全に一致する。この戦いで勝利するためには、文明史的観点と自覚が必要だ。ポスト文在寅の課題は、文在寅が放棄、破壊した文明を再建することだ。文明社会へ復帰することだ。
金正恩は非核化を拒否した。金正恩体制を支える中国共産全体主義も依然として軍事的に米国に挑戦している。米国は軍事力の使用も準備する。韓国も独立・自尊を守るため、中・北と対決を覚悟し準備せねばならない。
未来はいつも不透明だ。ポスト文在寅に必要なのは、真実と教養と勇気だ。あくまで抵抗する勢力は断固として制圧せねばならない。アジアの自由革命に、韓国人も日本人も、在日韓国人たちも一緒に参加しよう。


閉じる