ムーディーズ 来年の経済成長率2.1%予想

米中貿易戦争など政治不安が影響
日付: 2019年11月27日 00時00分

 格付け会社ムーディーズは19日、ソウル市内のホテルで開催したセミナー「2020韓国信用見通し」の席上で、来年の韓国の経済成長率が2・1%にとどまると予想した。
米中貿易戦争など世界的に政治・経済面で不安定な状況が来年も続くとし、そのなかで韓国の景気回復は難しく、企業の業績悪化がさらに顕在化するとの見通しを示した。
ムーディーズの予測は洪楠基副首相兼企画財政部長官が来年度の経済成長率の目標とした2・2~2・3%以上を下回る。ムーディーズはまた今年下半期に入り、多くの韓国企業の格付け評価を下げている。イーマートの格付け見通しを「安定的」から「否定的」に変更したのに続き、LG化学、SKイノベーション、現代製鉄などの格付けを引き下げた。KCCについては投機等級である「Ba1」に落とした上で追加下方修正の可能性さえ示した。
こういった企業の経営不振を受け、文在寅政権は大規模追加補正予算を編成するなど財政政策に力を入れている。しかしこれにより国の負債額が増大するとの懸念もあり、ムーディーズは中期的には、韓国の国内総生産に占める債務比率が42%まで上昇すると予想している。


閉じる