編集余話

日付: 2019年10月24日 00時00分

すでに多くの韓国人が気づいていることだが、文在寅政権の従北度合いは、韓国史上もっとも深刻な水準だ。本紙でもすでに報じたが、文大統領は與敵罪、利敵罪、内乱扇動で告発されている▼しかし当の本人は、こうした非難を受けつつも、それに気づかぬふりをして、ひたすら北韓に秋波を送り続けている。それが文大統領のみならず、韓国という国家の尊厳を傷つけているにもかかわらずだ▼つい1週間ほど前には、サッカーワールドカップのアジア2次予選で、南北が平壌で試合をした。この試合、当日の中継はなく、後日映像が配信されたのだが、北韓選手のラフプレーは、暴行と紙一重のものだった▼それでもなお、文大統領は、このような北韓と五輪を共催するという夢を語っている。一人の老人の夢想なら大いに結構だが、仮にも一国の大統領である。文大統領は、この荒唐無稽なアイデアを、駐韓外交団やIOCの会長に語っているのだ▼文大統領は、2032年の夏季五輪を南北で共催し、45年に南北統一という青写真を描いている。しかし、莫大なインフラ投資や、北韓の政治リスクを負ってまでやるべきことでないのは自明だ▼どうしても南北で五輪をやりたいのなら、ぜひ統一後にしてもらいたい。韓国がその気になれば、そして国民が決意を固めるなら、45年まで待たずとも統一はできるだろう▼実現性のない夢を語る前に、悪夢の中で生きる同胞を救う方が先だ。そうしてこそ、世界に祝福される平和の祭典となるだろう。


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