編集余話

日付: 2019年10月17日 00時00分

 観測史上最大とも言われる台風19号が、東日本を蹂躙した。通過から日が経つにつれ、被害の規模も明らかになっている。死者は60人以上に上りそうだ。複数の河川、それも大きな河川が氾濫した。復旧には相当の時間を要すに違いない▼それでも、と小欄は思う。予想された最悪のケースよりは被害が少なかったのではないかと。特に東京は、風雨による被害が少なかった。半面、長野や北関東、南東北の各地で被害が大きかった。台風のコースや風向き等のわずかな違いが、この差を生んだのだろうか▼慣れというのは怖いものだが、経験とみれば心強い。そう思わせる場面が、台風通過の前後であった▼例えば食料や備品の買い出しだ。今回は事前に甚大な被害が予想されたこともあろうが、食料だけでなく養生テープや乾電池なども店頭から消えた。ガソリンスタンドにも長蛇の列ができた▼避難情報も頻繁に携帯電話に発信された。そのたびに不安になったが、外出もままならない状況で、危険度を確認するのに役立った▼毎年のように「過去最大級」の豪雨や台風に見舞われることが当たり前になってしまった中、災害を経験することで防災意識は高まっていく。今回の災害でまた学んだことも多かったはずだ▼今回の台風被害を考えたとき、李明博政権時に行われた四大河川事業が思い浮かぶ。河川を整備することで、自然災害の被害を未然に防ぐことにつながった。文在寅政権は愚かにも四大河川の政策監査を指示、堰を撤去しようとしている。


閉じる