韓日小学生が陸上交流会

北九州から17人が大邱へ
日付: 2019年08月01日 00時00分

 輸出規制強化の影響で韓日の民間交流に陰りが見える中、先月21日に韓国・大邱市寿城区の陸上振興センターで、大邱・北九州小学生第3回陸上交流会が行われた。韓日合わせて91人の小学生が参加し、センターには子供たちの笑い声が響いた。

陸上競技を通じて、大邱市と北九州地域の子どもたちが心を通わせた

 陸上競技を通じた大邱市との交流自体は、7年前から行われている。初めはマスターズ交流を行い、2017年から子供の交流をメインに切り替えた。
今回は大邱市内の小学校から74人、北九州地域の小学生が17人、計91人が交流会に参加した。競技は、ハードルリレー・子ども槍投げなど、大韓陸上連盟で公式に認定された7種目。
会場の空気が熱を帯び始めると、子供たちは互いに相手の国の言葉で応援しあった。競技の結果は、大邱泛魚小学校が総合1位、大邱鵝陽小学校が2位、北九州A組が3位となった。
北九州の子供たちは、観光として大邱の繊維美術館や遊園地なども訪れ、大いに楽しんだ。
子供たちの引率で同行した、北九州市陸上競技協会副理事・安藤道夫さんに、今回の交流会について話を聞いた。良好とは言えない韓日関係の中、交流会を行うことに懸念はあったか尋ねると、「これまでも国際的な問題が様々あった中、ずっと交流を続けてきた」と語った。そうした過去の経験と現地の知人からの情報を加味して、今回も問題ないと判断した。実際、現地の人々は温かく歓迎してくれた。子供たちとコンビニで買い物をしていた時に、「日本から? よく来たね」といってお菓子を買ってくれた人もいた。大邱では、報道されているような反日不買運動などは目にしなかった。
また、電車で移動中に隣に座った韓国人と「政治的にはいろいろあるけど、市民同士は仲良くしないとね」と話し合った場面もあったという。
他の自治体同士の交流取りやめについては、「主催側の意向による。慎重にならざるを得ない行政的な判断があったのではないか」と指摘した。
安藤さんは、「政治と民間交流は別」という部分を強調していた。政治的に難しい時期だからこそ、民間での交流はこれまで以上に行われてほしい。


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