サムスン電子が新規事業計画

NPU分野で世界トップを狙う
日付: 2019年06月26日 00時00分

 世界的な半導体市場の縮小などから、今年のサムスン電子の営業利益は昨年の58兆8900億ウォンの半分にも満たないのではとの見通しが出ている。
米中貿易紛争の余波などから、今年下半期には回復すると見られていた半導体不振が、来年まで長期化するのではとの予測が出てきたからだ。さらには、サムスンバイオの会計不正捜査など各種問題が生じている。
こういった背景のなか、サムスン電子は新規事業展開を打ち出した。
同社は18日、人工知能(AI)処理専用のプロセッサ「ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット(NPU)」分野に注力していく方針を明らかにした。
NPUはAI処理速度を高めるための部品で、複数の演算を同時に処理する。今後、ビッグデータの分析などに必要不可欠なものとなると言われている。同社は、システムLSI事業部とサムスン総合技術院で先行研究と製品開発を進めてきており、2030年までにNPU分野の人員を現在の10倍以上となる2000人程度に増やし、NPUの技術開発に総力を挙げる方針を発表した。
NPUはモバイル通信分野、データセンター、IoTなどITのあらゆる分野で活用できることから、AI時代の主導権を握るカギとなる。


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