全米女子でイ選手優勝

今シーズンも韓国旋風の予感
日付: 2019年06月12日 00時00分

 「14本のクラブをすべてうまく使う選手が優勝できる」―ことを原則とする全米女子オープンのコース設定。狭いフェアウエー、深いラフ、硬く高速なグリーンという難関コースに、23人の韓国人プレーヤーが挑んだ。

 全米女子オープンは、1946年から続く全米女子メジャーの中で最も歴史がある大会である。毎年6月第1日曜日が最終日となる日程で4日間行われる。
100万ドルの優勝賞金がかけられた大会を制したのは、米ツアー初勝利をメジャーで飾ることになったイ・ジョンウン6(23)だ。同姓同名の選手がほかに5人いるため、数字の6をつけて選手登録している。大会前の世界ランキングは17位。新鋭が最終日に逆転し、通算6アンダーで栄冠を手にした。
朴セリが韓国人選手として初めてこの大会を制したのが1998年。この時期韓国経済は、国際通貨基金(IMF)から介入を受ける厳しい状況にあった。そのような中での快挙達成は、韓国国民に大いなる勇気を与えた。以後、22大会で韓国人選手が栄冠を手にしたのは10度を数える。米国勢は8度だ。
今年は米国の53人に次ぐ23人の韓国人選手が参加を決めた。そうそうたるメンバーが顔をそろえる。2008年、13年と2回の優勝経験を持つ朴仁妃、11年に次いで2度目の優勝を狙う柳簫然、世界ランキング1位の高真栄、同3位の朴城炫など。その中で、イ・ジョンウン6が優勝したことは、人数だけでなく実力においても韓国の選手層が厚いことの証左だ。
韓国人選手の強さを語るとき、練習量の多さを指摘する人は多い。イ・ジョンウン6も、トレーナーがストップをかけなければならないほどだと聞く。各人が高い目標を持って努力している結果が「強い韓国」となって表れている。今後のさらなる活躍が楽しみだ。


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