韓国企業も先端技術を訴求

2展示会 国内外から1600社出展
日付: 2019年04月10日 00時00分

 東京ビッグサイトで3~5日、先端デジタルテクノロジーやキャラクター、ブランドのライセンス展など、全7展で構成された「コンテンツ東京2019」および「AI・人工知能EXPO2019」が開催、国内外から1600社が出展した。

伝統技術との融合も
「コンテンツ東京2019」


 「コンテンツ東京2019」は、リードエグジビションジャパンが主催するコンテンツビジネス総合展で、今年で9回目を迎える。今回は国内外から過去最多の1350社が出展し、商談・情報収集のため約4万2000人が来場した。クリエイター、マーケティング、技術、ライセンスなど七つの専門展で構成されている。
キャラクターなどのライセンスが集結した「ライセンシングジャパン」には、韓国から4社が出展。忠清南道文化産業振興院では、「トラディショナルテクノロジー」としてユネスコ人類無形文化遺産に登録されている韓山モシ(芋麻)が完成するプロセスの映像と、アンビエンスサウンド(鳥のさえずりなど聞いて癒される音)を合わせたビデオを作成。空港やホテル、飛行機内などでリラックスできる効果をアピールする。言葉のバリアフリーのため言語は使用せず、世界中のどこでも利用できるコンテンツを目指している。伝統技術の多い日本とのコラボにも期待が高まる。
デジタルテクノロジー分野では、ゲームの展示が目立った。韓国からは2社が参加、仮想空間におけるよりリアルな体験を追求した技術や、スマートフォンで立体的な映像が見られるグッズなどが紹介された。

人手不足の解消目指す
「AI・人工知能EXPO」


東京ビッグサイト青海展示棟では「第3回AI・人工知能EXPO」が開催され250社が出展、5万人近い来場者でにぎわった。
韓国からは3社が出展。1社は、写真や漫画が勝手に使用されていないかをリサーチする、画像識別検索技術を紹介。提案先は出版社や各メディア、アート関係者などだが、将来的には企業の重要イメージ画像の漏洩防止、類似画像の検索や削除などにも広げていきたいとする。
2社は関連したサービスのため共同ブースでデモンストレーションを展開、企業間のファイル転送や共有に関するセキュリティなどの課題解決を提案した。AIが大量のデータを分析、なりすましなどの危険度を可視化して提供するものだ。ある段階まではチャットでAIとやりとりできるようになっている。
セミナーに登場したAI戦略実行会議座長の安西祐一郎氏は、昨今のAI開発は英国における産業革命のようなものだという。AIと人間では思考の方法が異なるので、競合せず仕事を奪い合うものではないと説明する。ビッグデータの処理に優れたAIに何をさせたらいいのか、それを考えるのが人間の役目だとしている。

写真上:「コンテンツ東京2019」は七つの専門展で構成されているが、来場者はすべて商談を前提としている関係者だ。出版、映像、ゲーム、音楽、マーケティング、広告、商品流通、レジャー、通信、IT、製造業、建設業など幅広いジャンルを網羅している。

写真下:韓山モシを使った人形や人形が主人公の絵本など、さまざまなコンテンツへの展開も視野に入れる


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