人と今 青島 昌子さん(社・あおい文化交流研究所理事長)

広がりのある企画を提供したい
日付: 2019年03月13日 00時00分

 「民団で韓国語を習うと安いよ」と、在日韓国人の友人に誘われたのが韓国語習得のきっかけだ。20代の頃から目黒区の国際交流協会に通っていた。協会事務所の近所に新韓銀行の宿舎があったことから、韓国との縁が始まる。韓国語を習おうかと思っていたところに、先の誘いがきた。
日本人は割引の対象外だったというオチがつくものの、市井の語学学校よりは廉価で学ぶことができた。韓国に語学留学して1年が過ぎたころ、ふと目にした新聞で大学の2次募集を見つけ、その足で大学へ。韓国文学科3年次に編入した。
卒業後帰国を考えていたところに、特許事務所から「国文科を卒業した日本人を採用したい」と誘われた。当時は日本の特許事務所が取引先として数百程度あったと記憶している。数カ月勤務したが、40代になっていたこともあり、日本で就職しなければと帰国。日韓文化交流基金の図書館司書として2016年の定年まで従事した。
もともと静岡出身なので、イベントの度に地元に帰って手伝いをしていた。朝鮮通信使関連が多かったが、ある団体と地方活性化というテーマで韓国と交流できないかという話になった。野菜やコメは共通した食文化であるため、農業をテーマにしたら面白いのではないかと。実際に農業でつながると、食品全般につながり、どんな料理を作ろうかということまで広がっていった。
18年4月に一般社団法人を立ち上げる。以前、韓国ドラマと文学を関連付けた読み物を雑誌に寄稿したこともあり、その縁でも仲間が集まる。先に広がりを感じられる面白い企画を実行していきたいと意気込む。


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