韓日学生による「未来会議」8月開催

草の根交流を通し相互理解深める
日付: 2019年03月13日 00時00分

 日韓学生未来会議(JKSFF)・韓日学生未来会議(KJSFF)は、韓日経済協会主催の高校生交流キャンプのOB・OGによって2006年に設立された。それ以来、年に一度、両国の学生が集まり「未来会議」と命名したキャンプを開催している。日本側の会員は全国に100人ほど。

実行委員長の説明を聞くメンバー

 JKSFF主催の勉強会並びに8月に釜山で開催予定の「未来会議」に関する説明会が10日、新宿区区民ホールで開かれた。
未来会議とは、学生が寝食を共にし、半年近く討論したテーマについて発表するフォーラム式のイベントであり、言葉の壁を越え互いの理解を深めることを目的とする。両国の学生は4~8月まで、SNSを利用して共同作業を進める。
14回目となる今年のテーマは「日韓合同のビジネスプランを考える~産業都市釜山~」。応募希望者は、韓国(釜山)と日本の現状を比較し(1)観光文化(2)言語(方言)(3)外国人労働者(4)建築業(5)食文化(6)都市開発(7)輸入業―から選んだテーマに沿ってどのような交流方法が可能かを述べる1500字程度のリポートを提出する。実行委員との面談を経て、真剣に交流を考えている人のみが参加できる。運営はすべて学生が主体だ。
勉強会では、3・1運動、外務省から出された渡航に関する注意喚起、日韓断交を論じた記事などを取りあげ、「歴史の事実から目をそらさず、勉強すべきだ」「1人の行動が世論だと思われてしまうので、渡航した場合はその国に敬意を払って軽率な行動は慎むべき」「現状、メディアの見出しが扇動的で品がないと思う」「ニュースによって誘導された嫌韓意識が高まっているように感じる」などの意見交換がなされた。
これからの両国関係に関しては、「隣国同士は仲良くなれない、ビジネスパートナーとして割り切ればよいなどの意見もあるようだが、それは寂しすぎると思う」「米露中などとの関係もあり、単純にはいかないと思うが、難しくても目標を高い位置に掲げて、自分たちは草の根交流を続けていきたい」「上の世代の言うことをうのみにしているだけでは、何世代経っても変わらない。自分たちで考えていかなければならない」などの意見が出された。


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