【2018年を振り返る】

日付: 2018年12月12日 00時00分

 2018年も残すところ半月余りとなった。今年は韓国にとって激動の一年となった。4月の南北首脳会談開催後、南北間が急接近、平昌冬季五輪の開催、韓流の世界規模の躍進など。本紙が選ぶ重大ニュースをピックアップした。

(1)10年半ぶり南北首脳会談開催:文在寅大統領と金正恩朝鮮労働党委員長による南北首脳会談が4月、行われた。北韓が金正恩体制に移行してからは初で10年半ぶり。5月に板門店、9月に平壌でも開催された。

(2)平昌冬季五輪で17個のメダル獲得:平昌冬季五輪が2月9日から25日までの間、江原道で開かれた。史上最多の92の国・地域から2925選手がエントリー。韓国は金5個、銀8個、銅4個の計17個のメダルを獲得。

(3)BTS、米国ビルボード・アルバム部門1位:BTS(防弾少年団)の『LOVE YOURSELF轉展”Tear”』が、米国ビルボード200アルバム部門で初登場1位に輝いた。韓国人アーティスト史上初の快挙で、アジア圏のアーティストでも初。

(4)反文政権へ 太極旗集会:文大統領退陣を求める太極旗集会が毎週開かれる。社会主義的政策にNOをつきつける市民が増加。

(5)野党惨敗の地方選:地方選挙は与党の圧倒的な勝利で終わった。市・都知事選挙では与党が14カ所で勝利し、保守陣営の勝利はわずか2カ所だった。

(6)所得主導型政策で経済悪化:所得主導型経済政策が経済状況を悪化させた。特に、雇用環境が低迷して、失業率が通貨危機以来、最悪になった。

(7)「積弊清算」ではなく「報復」:李明博元大統領が収賄などの容疑で逮捕された。現行憲法下での大統領経験者の逮捕は4人目となった。

(8)韓日関係が過去最悪に:慰安婦財団解散、徴用工裁判の判決などから韓日関係が悪化。国交樹立後、最悪の状態との声も。


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