第2次米北首脳会談はあるか

日付: 2018年11月28日 00時00分

 第2次米朝首脳会談のための米朝高官級会談が7日(現地時間)に続き、27日頃と予想されていた会談も霧散した。米朝接触が霧散したのは、北側がごり押ししたためだ。北側は金英哲が、ニューヨークではなくワシントンへ行ってトランプ大統領の面談を要求したためという。米国側が中間選挙を理由にトランプ大統領面談を拒否するや、北側は金正恩の親書を持って行くと言い張り、再度大統領面談を要求したという。
北側がポンペイオ長官ではなく、トランプ大統領にこだわる理由は、ポンペイオ長官が要求する第2次米朝首脳会談の条件、つまり核リストの提出と実質行動を回避するためだ。
トランプ大統領に直接会って、実質的な非核化ではなく「言葉だけの非核化」のための政治的な妥協作業を試みるつもりだ。
米国は、北が非核化する意思など無いと判断している。北はまた「非核化をするという約束」をするという前提で、まず対北制裁の緩和を求めている。米国はこれを認めない。ただ、北側が会談を拒否する名分をなくすため、南北鉄道の共同調査を承認し、韓米連合訓練も縮小した。
北側が本当に非核化の意思があるなら、条件を付けず、迅速な非核化措置をとれば良いが、北側は米国が焦ることを期待している。 だが、それは北側の錯覚。米国は金正恩が約束した非核化を要求するだけだ。
天野之弥IAEA事務局長は22日、ウィーンで開催されたIAEA理事会の報告で、8月に報告書を発表後ほぼ最近まで北の寧辺での動きが観測されてきたと言い、査察が必要と表明した。天野事務局長は、北側が9月19日、南北平壌共同宣言後も、寧辺でまだ活動が観測されていると指摘した。
ここで、米財務省で北の非核化を担当する高官は、「北は非核化する可能性が事実上ないように見える」とし「対北制裁を通じて非核化を推進せねばならず、対北制裁の本格効果は2019年以来現れる」と強調した。困るのは北側で、そして北に命をかけている文在寅政権だ。


閉じる