米・北関係が対決局面に戻っている。金正恩は「非核化」を拒否し「先終戦宣言」を言い張っている。文在寅政権には大胆な対北支援を求めている。
金正恩は先月、葛麻海岸観光地区(元山市)を視察したとき「敵対勢力がわが人民の福利増進と発展を妨げ、われわれを変化させ屈服させようと悪辣な制裁策動に狂奔している」と、米国を非難した。
非核化を全く考えていない金正恩は、戦争を覚悟したようだ。世界最大規模の特殊部隊の強化を督励しているという。ソウルの北韓専門媒体のリバティ・コリア・ポストは、金正恩が今年、非正規戦の「暴風軍団」傘下の特殊旅団を10回も視察し、特殊旅団長会議まで直接主宰したと報じた。また、韓国内の自由民主勢力を抹殺せよと対南扇動を強化中だ。
金正恩は、米国の電磁波攻撃への対応も督励している。最近、労働党組織指導部第1副部長の黄炳瑞粛清説も、このEMP対策と関連してのことだ。つまり、金正恩が電磁波攻撃に備えて全国の主要施設すべてにEMP対策を講ずるよう再三指示したが、EMP装備の生産が極めて低調だったため、組織指導部の軍担当の黄炳瑞が責任を問われたという。このように北側が戦争準備に拍車をかけているのに、文在寅・主思派政権は、防御陣地と戦闘態勢を一方的に解体している。
ところで、在日民団は安保破壊の文在寅與敵集団に追随している。民団は去る9月19日、中央団長の名義で「平壌宣言」と「軍事分野合意書」を全面支持する談話を発表した。そして民団中央機関紙の「民団新聞」は、主思派與敵集団に阿附する記事で紙面を埋めている。自由民主体制を護るため死力を尽くしている愛国国民はもちろん、北韓同胞を裏切った民団の行為は、遠からず断罪される。