関西の在日同胞融資、2世の音楽家支援へ

地域の文化発展、バロック音楽の普及に貢献
日付: 2018年10月31日 00時00分

 韓昌祐マルハン会長、丁永喆中央鋼管建材会長ら関西の在日同胞有志は12日、大阪地域の文化や、日本のバロック音楽の普及・振興のため、在日2世の延原武春氏が創設した「日本テレマン協会」を支援することを決め、集会を開いた。

大阪市内のホテルで行われた「日本テレマン協会」を支援するための集会

 日本テレマン協会は1963年、延原武春氏(指揮者)によって創設されたバロックからベートーヴェンまでを専門とする室内楽団。「バロック音楽の普及・啓蒙」をテーマに、定期演奏会のほか、聴衆とともにサロンを形成するマンスリーコンサートや、宗教音楽を教会で演奏する教会音楽シリーズなどを軸とし、関西を中心に全国的な活動を展開している。
韓昌祐マルハン会長は、同協会の文化活動を在日同胞が支援することを通じて地域の文化発展、バロック音楽の普及・振興に寄与したい、とし大阪の在日有志に同協会への支援を呼びかけた。これに伴い12日、大阪市内のホテルで「日本テレマン協会」の活動を支援するため大阪の有志らによる集会を行った。韓会長らは、長年にわたってバロック音楽の普及に尽力した延武春氏の活動を評価し、在日同胞として今後、支援していく考えを伝えた。
今後、具体的な内容を詰めることになる。
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韓昌祐氏(マルハン会長)
若い頃から、大のクラシック音楽愛好家を自認しているが、同じジャンルの世界で在日の延原氏が日本テレマン協会を創設し、活躍していることを知って支援しようと考えた。今回、大阪で公演するということなので、大阪の有志に声をかけ、支援をお願いした。幸い、心ある有志が参加してくれて本当に嬉しい。日本テレマン協会が、在日同胞のみならず世界の人にすばらしい音色を届け、幸せな気分にさせてくれることを期待している。

丁永喆氏(全羅道道民会会長)
韓昌祐会長から、延原氏の素晴らしい活動の数々を聞いていたが、まさに聞きしに勝る人で、支援せざるをえなくなる魅力がある。在日同胞社会の文化向上のためにも延原氏の活躍をますます願い、55周年を迎えたという日本テレマン協会の音楽が世界中の人を幸せにするよう貢献することを期待している。

高敬弼氏(白頭学院建国学校理事長)
丁永喆氏を通じ、韓昌祐会長が主催する晩餐会に参加し、テレマン協会の延原会長や楽団の皆様と同席した。在日の延原氏はバロック音楽の名指揮者として活躍していることを知り、嬉しくなり、支援を約束した。白頭学院建国にも吹奏楽部があり、また出身者も在籍していることを知り、親近感が湧いた。今後、何かと指導を賜り、協力できることがあれば協力したいと申し入れた。今月23日には中之島公会堂で、テレマン協会55周年演奏会があり、ハイドンのオラトリオ「四季」などを鑑賞することができ、最高の気分だった。会場と音楽の調和がすばらしかった。

朴清氏(民団大阪本部副団長)
日本テレマン協会を支援するようになったきっかけは、韓昌祐会長の誘いだ。延原氏は昔からユーモアがあり、若い人材を育てていく姿勢があった。それが、日本テレマン協会の名声につながったと思う。


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