現代自、営業益76%減 第3四半期

予想下回る数値に衝撃広がる
日付: 2018年10月31日 00時00分

 25日、現代自動車の第3四半期の実績が発表された。同社の営業利益が前年比4分の1、10年前の水準にもどったことが明らかとなり、自動車業界に衝撃が走っている。市場予測では、第3四半期から業績が回復すると見られていたが、大きく後退した。

 現代自動車は25日、今年第3四半期の決算を発表した。それによると、売上げは24兆4337億ウォンで営業利益は2889億ウォン。売上げは前年同期より1・0%増加したが、営業利益は76・0%減少した。
これは、同社の第3四半期の営業利益としては、国際標準の会計システムに変更した2010年に以降、最低値となる。中国や米国などの主要輸出市場で販売不振に苦しんだことに加え、米国で販売した車のエアバッグのリコール費用5000億ウォンを拠出したことから、営業利益が大幅に減少したと見られている。
市場予測では、今年第3四半期から業績が回復すると見込まれていたこともあり、この日、現代自動車の株価は7000ウォン(5・98%)急落し、11万ウォンで取引を終えた。
韓国製造業の不振は深刻だ。同社の業績結果を待たずとも、その兆候はいたるところに見ることができる。これまで韓国経済を支えてきた主要工業団地から活気が失われている。かつて昼夜問わず動いていた工業団地は、生産と稼働率が低下してる。韓国を代表する工業団地がある仁川南洞では、工場の稼働率は昨年6月の72・3%から今年6月には68・9%に落ちた。半月産業団地もこの期間に70・5%から68・2%に下落している。
政府統計からも韓国製造業の危機的状況を分析できる。
産業活動動向の資料によると、5月の製造業の平均稼働率は73・9%だった。1998~2017年の製造業の平均稼働率(76・7%)より2・8ポイント低い。この期間にサブプライムローン危機(07年)、リーマンショック(08年)、ユーロ圏財政危機(11年)など経済に大きな衝撃を与えた出来事が多かった点を考えると、現在の稼働率はかなり低い。
実績不振は現代自動車に限ったことではない。
起亜自動車の7~9月期の連結決算では、営業利益1173億ウォンで、前年同期の赤字から黒字に転換したが、市場の予想値2000億ウォン台を大きく下回った。5月、群山工場を閉鎖した韓国GMは依然として実績不振の泥沼から抜け出せずにいる。今年(1~9月)の累積販売台数は昨年同期より減少の34万1349台。双龍車も同様だ。昨年653億ウォンの赤字を計上した双龍車は今年上半期も387億ウォンの営業損失を計上した。ルノーサムスンも国内・輸出ともに不振だ。
これら韓国自動車メーカーの不振は、前述の工業団地などの中小零細部品メーカーに波及する。「完成車業社の下請けが倒産すれば、孫請け数社が連鎖倒産する」との悲鳴も聞かれる。


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