人と今 高橋伸子さん(有限会社アジアハウス代表)

歴史を学ぶことで壁なくせる
日付: 2018年09月12日 00時00分

 「韓国語を組み合わせたものだと、気付く人は気付く」と笑う高橋さん。経営する居酒屋の店名「てじまうる」は、韓国語の「トェジ(ブタ)」と「マウル(村)」を組み合わせたものだ。
2005年に新大久保に店を開いて以来、日本人、韓国人の舌を楽しませてきた。その後、マッコリバーも開店するなど事業を拡げた。料理を提供するだけではなく、韓日間の交流会も実施、韓国宮廷料理を味わう会などを定期的に行った。また、在日同胞、日本人学生を集めて、勉強会を開くなど韓国との縁は深まっていった。
高橋さんと韓国との出会いは、1990年代前半。
「当時、子どもの環境整備や遊び場を作ることを目的とした社会運動に参加していました。市の教育委員長が祝辞で在日韓国人に対する差別発言をしたことで、関連する市民団体で抗議にいくことに。そこで在日同胞の方たちと知り合ったのです」
そして、韓日間の歴史認識のギャップや、関東大震災での悲劇などを知ることに。子どものころから韓日の歴史を教えることで壁はなくなるのではと考え、青少年向けの勉強会を主催、輪が広がっていった。
「気がついたら、周りは韓国人ばかり。自然と韓国料理店を開く流れに」
現在、新大久保の店舗は閉店し、西新宿が本店となった。
「12年頃から韓日関係が悪くなり、昨年あたりまで店の経営に苦労しました。そのため交流会も休止中。再び韓流ブームが来ていますし、時期をみてまた再開したいと思っています」


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