文在寅政権への米国の警告

情報を共有できない韓米同盟
日付: 2018年07月19日 06時22分

「非核化」より先行する対北支援

 韓国の対北戦備態勢を解体している文在寅政権が、「北韓の非核化」と無関係に、6・25戦争の年内終戦宣言を米国に強く要求している中、文政権の暴走に対する米側の不安と警戒感が表出している。国連安保理の対北制裁決議をロシアと韓国などが違反した事実を暴露したVOAの報道は、文在寅政権の韓米同盟への裏切りに対する警告と言える。

 文在寅政権が北韓産石炭の原産地洗濯に協力した疑いが国連安保理の対北制裁委によって確認された。 VOA放送(米国の声)は7月16日(米国時間)、国連安保理の対北制裁委が6月27日に提出した「年次報告書の修正本」で、ロシアを経由した、北韓産石炭が昨年10月2日と11日、韓国の仁川と浦項で積み替えされたと確認した。
安保理は昨年8月に採択された決議2371号で、石炭を含む北韓産鉱物の全面輸出禁止措置を下した。したがって、北韓産石炭がロシアに流入したのはもちろん、韓国に到達したのは安保理決議の違反で、北韓産石炭の販売はもちろん、輸送まで禁止した安保理決議の規定に基づいて韓国での積み替えも違法だ。
安保理の対北制裁委員会は当初、元山と清津から北韓船舶でロシアのサハリン南部ホルムスク港に荷役された北韓産石炭がその後、パナマやシエラレオン船籍の船で仁川と浦項へ運搬され、この石炭の最終目的地を仁川と浦項と言った。
だが、国連安保理の対北制裁委は修正報告書で、この石炭が仁川と浦項で積み替えされたと修正したが、最終目的地は公表していない。
韓国外交部はVOAの報道について、本件は、韓国当局が摘発したもので、この北韓産石炭が最終的にどこに行ったのか公開せず、捜査中とだけ言っている。
謎の「第391フンジン号拿捕事件」や任鍾晳秘書室長の海外出張など、文在寅政権の不透明な対北秘密接触は、昨年の10月から本格的に始まった。
一方、韓国国防部は17日、損傷したといわれる黄海側の南北軍事当局を結ぶ通信線が完全復旧したと発表した。この件と関連し、国連安保理の対北制裁委員会は韓国側の要請に基づき、制裁決議によって北側への輸出が禁じられている燃料や機材の搬出を容認した。国防部は、光ケーブル伝送装置の部品や文書交換用のファクスなどを北側に提供したという。
最近、対北制裁にもかかわらず、北韓内のガソリン価格が下落している現象と関連し、ソウルの北韓情報専門媒体であるリバティ・コリアポストは17日、ロシアの密貿易船が咸鏡北道清津市の方津湾へ精製油を運んでいると報道した。
リバティ・コリアポストによれば、北韓内のガソリン価格の下落について、北韓当局が戦争備蓄油を放出したためという噂が流れているが、実際には、ロシア船舶による精製油密輸を隠すための策で、この密輸精製油を利用して金策製鉄所と茂山鉱山の生産設備が再稼働を準備していると報じた。方津湾には偵察総局の1局の海上基地があり、大型のガソリン貯蔵施設があるため、精製油の密輸に適しているという。
一方、米国連代表部は12日、国連安保理の対北制裁委員会に対し、北韓が洋上で積み荷を移し替える「瀬取り」の方法で石油精製品を少なくとも89回輸入したことを摘示した文書を提出したという。米国は国連の全加盟国に対して対北石油供給を止めるように要請している。

 


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